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UPDATE|2023/09/09

マスオさんの魅力は優しさだけじゃない、“カッコいいお兄さん”に憧れるワカメの気づき

『サザエさん音楽大全』

タラちゃんの面倒をよく見ていたり、兄・カツオの“ずる賢さ”をたしなめたりと、“しっかり者”のイメージが強い磯野家の次女・ワカメ。そんなワカメが9月3日放送のアニメ『サザエさん』では子供らしい一面を見せ、「小学生くらいの女の子ってこうだよね」と共感を得ているようだ。

【関連写真】1956年に公開された実写版『サザエさん』

作品No.8624「ワカメとマスオさん」では、ワカメがテレビドラマに出ていたカッコよく頼りがいのある“お兄ちゃん”に憧れていた。友だちとも“ドラマのような素敵なお兄ちゃんが欲しい”という話題で盛り上がるが、友だちからは「ワカメちゃんにはお兄さんがいるじゃない、2人も」と指摘されてしまう。

確かにいるにはいるが、いつもの通りサザエさんに怒られて追いかけられているカツオを見る限りでは“素敵なお兄さん”でないことは明白。もう1人のお兄さん・マスオさんは屋根の修理を買って出たはいいが、屋根から落ちそうになり情けない姿を晒していた。

「やっぱりカッコよくないなあ」としょんぼりするワカメ。カツオにメンバーが足りないからと野球に駆り出された際も、頭にボールがヒットしたり空振り三振したりとやっぱりマスオさんがカッコよく思えない。サザエさんはマスオさんとの結婚理由を「優しいからよ」と言っていたが、ワカメには理解できなかった。

一方、結婚した理由をワカメに尋ねられたとサザエさんから聞いたマスオさんは、自分がワカメちゃんに何かしてしまったのではないかと気に病んでいた。慌てて子供部屋まで謝りに行くが、別に怒ってはいないとのこと。それでも謝ろうとするマスオさんに、ワカメはつい「もう! 怒っていないって言ってるでしょ!」と声を荒らげてしまうのだった。

一見いつものワカメらしくない子供っぽい言動だが、ネット上では「マスオさんが優しいから余計にイライラしちゃったんだろうな」「カッコいいお兄さんが欲しい気持ち、わかるな」と共感する声が。もちろんワカメもマスオさんがとても優しくていい人なのはわかっている。だがそこに“かっこよさ”も加わって欲しいと願ってしまうのは、幼いがゆえの無邪気さなのかもしれない。

ちなみにその後、とあることがきっかけでマスオさんのことを「優しいだけじゃなくて、とっても勇気がある」と見直したワカメ。カツオの株が上がることはなかったが、ひとまず丸く収まったようだ。

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