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UPDATE|2023/09/30

乃木坂46のトリリンガル・黒見明香、MLB解説にプロも絶賛する「黒見ノート」の秘密

乃木坂46 OFFICIAL YouTube CHANNEL『乃木坂46 27th 黒見明香 個人PV「脳内会議」予告編』より


他の野球部メンバーは、それぞれ地元に縁のあるひいき球団を持っている。久保史緒里の東北楽天、柴田柚菜の千葉ロッテ、向井葉月の埼玉西武、金川紗耶の北海道日本ハムという具合だ。そんな中で、特定のひいきチームを持たないながら博識ぶりやMLB通を活かして加わった黒見は、乃木坂野球部の「国際派」としてユニークな存在になっている。

もちろんNPBもウォッチしており、推し選手はオリックスの中川圭太。これが縁となってか、今年の『真夏の全国ツアー2023』神宮球場公演では乃木坂野球部メンバーとして、オリックスのユニフォームを着て『Never say never』を披露することができた。

黒見は乃木坂46加入後、特に22年から23年にかけて多角的にキャラクターを開花させている。ひとつは初めての後輩になった5期生への面倒見がよく親分肌なところだ。『乃木坂工事中』(テレビ東京系)でその様子を「先輩風を吹かせている」と林瑠奈がコミカルにものまねして大いに受け、「最近どうよ?」という後輩へかける口癖が黒見を象徴するワードになった。

また、大学の学生証の写真映りがカマキリのようになっていることも同番組の「B級ニュース大賞」でネタになり、カマキリのイメージが定着。今年2月の秋元真夏の卒業コンサートで、カマキリの着ぐるみを着て登場するシーンも作られるに至った。

香港生まれの帰国子女で英語・中国語(北京語・広東語)・日本語のトリリンガルでもあるので、黒見が加入当初にアピールしていた特技はカンフー、憧れの人はブルース・リーという、出身地を活かしたシンプルにわかりやすいもの。その頃はゲームや観戦だけだった野球との縁が、仕事をきっかけにどんどん深くなっていった。黒見ノートなどの努力によって、もはやいちファンの域を超えんばかりの野球通ぶりを強みにしている。MLBに詳しくなったのも、彼女の語学力あってのことだろう。

乃木坂46の“帰国子女”キャラクターには清宮レイと北川悠理がいて『乃木坂配信中』でも2人で英語を活かした動画を配信していたが、北川が23年6月に卒業したために少しさびしい状況に。現役大学生で語学も日々勉強している黒見にも、清宮とともに語学を活かして、新しいネタを供給してくれることを期待したい。

プロも舌を巻く野球通・面倒見のよい先輩・陽気なトリリンガル・カマキリ…と乃木坂で過ごす日々の中でどんどん持ち味を増やしてきた黒見。MLB解説で知らしめた野球通ぶりに加え、外仕事が増えたり、後輩ができたりといったどんな変化も、チャンスに変えていけそうなバイタリティを持っている。

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