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UPDATE|2022/12/22

乃木坂46アンダー初センター中村麗乃の"進化と真価"、舞台で培った歌と表現力でライブをリード

中村麗乃が裏表紙を務める「アップトゥボーイ Vol.322」(12月23日発売)

乃木坂46の31stシングル『ここにはないもの』のアンダー曲『悪い成分』でセンターを担い、アンダーライブを座長として牽引した中村麗乃は、パフォーマンス面でのレベルアップがめざましい。乃木坂のライブスキルを支える彼女の歌やダンス、外部の舞台で伸ばしてきた演技のスキルに、改めてスポットを当ててみたい。

【関連写真】中村麗乃が座長を務めた乃木坂46『31stSG アンダーライブ』の最終公演【11点】

3期生の中村は2016年に加入。加入時は15歳で久保史緒里・阪口珠美と同じ2001年生まれの世代にあたり、3期生12人の中でも年下組。3期生だけでの舞台『3人のプリンシパル』(2017年)において、観客が投票して配役が決まる公開オーデイションのこの公演で、投票によりメインキャラクター3役全てを経験する。この頃からすでに舞台度胸を身に着けていたようだ。

2019年には舞台『逆転裁判〜逆転のGOLD MEDAL〜』で原作ゲームでもおなじみの綾里真宵として出演、2年後の同シリーズでも同じ役を演じた。

2020年からはミュージカルへの出演が続く。2020年に『SUPERHEROISM』、2021年には『October Sky-遠い空の向こうに-』に出演、ソロナンバーも任される。

2022年10月23日放送の『乃木坂工事中』ではアドリブ企画「目指せ大女優!乃木ザカデミー賞」で、「初めて人間になった人魚の気分」というお題を、セリフ回しもミュージカル風になって表現。海辺でのロケだったが、役に入りきるスイッチの切り替えが巧みで、「海で泳いでいる友達にサメがいることを知らせる」というお題でも迫真の表情を見せていた。

これらの経験が乃木坂のライブや楽曲でも活かされ、また在籍年数とともに自身のポジションも上がっていく。2021年5月のアンダーライブでは齋藤飛鳥のソロ曲『硬い殻のように抱きしめたい』をカバーし、22年3月に3日間にわたって開催された29thアンダーライブ(横浜・ぴあアリーナMM)でも、自身の選曲で『何度目の青空か?』をソロで歌い、長い手足を活かしたダンスでも存在感を示した。好きな曲に挙げ、やはりミュージカル出演豊富な先輩・生田絵梨花のセンター曲を歌い上げ、少人数のアンダーライブならではのファンが歓喜するライブシーンになった。

今年2022年の『真夏の全国ツアー2022』では広島公演2日目に『羽根の記憶』カバーメンバーのセンターを担当。『硬い』『何度目の青空か?』『羽根の記憶』とバラード曲で歌声を響かせながら、ラテン調の激しいアンダー曲『Under`s love』でもメンバーに加わり、ダンス・歌ともに乃木坂に欠かせないバイプレイヤーぶりだ。

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