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UPDATE|2022/12/22

乃木坂46アンダー初センター中村麗乃の"進化と真価"、舞台で培った歌と表現力でライブをリード

中村麗乃が裏表紙を務める「アップトゥボーイ Vol.322」(12月23日発売)


期別曲やアンダー曲以外で、中村が初のユニット曲入りを果たしたのが昨年の28th『君に叱られた』Type-B収録の『もしも心が透明なら』。梅澤美波(170cm)・中村(167cm)・早川聖来(164cm)・松尾美佑(167cm)と高身長メンバーが集まり、MVでの前衛的な映像美とともに中村のスタイルのよさも目にとまるようになった。

アンダーライブでの活躍もあっての『悪い成分』では1番出だしからのソロパートで澄んだ歌唱を聴かせ、MVの随所で見せる大人びた表情、映像ラストに見せた不敵な笑みもファンの脳裏に残り、スーツスタイルの黒い衣装も似合っている。加入時はまだ子どもっぽさもあった彼女もクールな中堅メンバーになり、6年間で卓越したライブスキルを体得、今回の10人という少数精鋭でのアンダーライブをリードするに至った。

31thでは『悪い成分』の他にも、Type-D収録の『甘いエビデンス』の歌唱メンバーに選ばれている。顔ぶれは中村のほか伊藤理々杏・久保・柴田柚菜・林瑠奈の5人。仲良しで中村と同じく舞台経験もある伊藤にグループ随一の歌姫の久保、やはり歌が得意な柴田に表現力にたけた林、という実力派ぞろいの中で、70~80年代洋楽風のファンキーなナンバーを華やかに彩った。サビでの5人のハーモニーも絶妙で、バックのコーラスとのハモり具合も決まっている良曲になった。

同期生では阪口・佐藤楓も近年アンダーセンターを務めた後に久々の選抜復帰をとげ、外仕事も少しずつ増えてきた。人数面でも4期生・5期生を引っ張っていく3期生への期待は尽きない。アンダーライブを長年支えた和田まあやが卒業し、この期がライブをリードする立場でもある。中村個人のファンや、アンダーメンバーにも詳しいコアな乃木坂ファンなら彼女の実力は知るところだったが、ユニット曲やライブでの出番はさらに知名度を広げるチャンスでもある。この31thでの活動がさらなるブレイクにつながれば、初の選抜入りも夢ではないだろう。

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