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UPDATE|2023/10/13

再放送で話題沸騰、 伝説のアニメ『ゼーガペイン』に見る声優・花澤香菜の初々しい演技力

アニメ『ゼーガペイン』ビジュアル(公式Xより)

2023年秋クールより、SFロボットアニメ『ゼーガペイン』(TOKYO MXほか)の再放送が始まった。同作は2006年に初めて世に放たれた名作であり、15年以上が経った今でもコアなアニメファンの間でカルト的な人気を誇っている。その見どころは記憶を消して何度も見たくなるようなストーリーにあるのだが、花澤香菜の初々しい演技を見られる作品としても有名だ。

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花澤といえば、今や声優ファンなら誰もが名前を知っている超人気声優。その透き通った声質でこれまで多くのメインヒロイン級のキャラクターを演じてきたほか、最近では王道ヒロインだけでなく、色物キャラやお母さん役まで幅広い役を演じており、すっかり実力派声優の1人として挙げられるようになった。

しかしそんな花澤もデビュー当初は、演技についていろいろと言われていた時期がある。その代表的な作品として語り継がれているのが『ゼーガペイン』なのだ。

同作品に花澤が出演したのは、まだ彼女が高校3年生だった頃。ヒロインの守凪了子(カミナギ・リョーコ)役として抜擢された。

正確にいえば花澤は2003年のアニメ『LAST EXILE』(テレビ東京系)で声優デビューを果たしたのだが、声優活動を本格化させた2006年の『ゼーガペイン』を実質的なデビュー作と捉える人は多い。

そしてヒロインとして初のレギュラーキャラを務めた花澤の演技がどうだったかというと、よく言えば初々しく、はっきり言えばアニメ慣れしていないものだった。花澤は小学校に入る前から、子役としての経験を積んでいたが、当時声優としての経験はほとんどなかった。アニメファンたちのあいだで波紋を呼んでしまったのも、当然といえば当然だろう。

確かに今『ゼーガペイン』を見返してみると、今の完成された花澤の演技力とは、かけ離れたものであることに驚かされる。いわば大作アニメ映画のヒロイン役に起用された、若手女優の演技のような印象だ。


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