吉岡里帆主演のドラマ『時をかけるな、恋人たち』(カンテレ・フジテレビ系)第3話が24日(火)に放送される。今回、“超罪作り”な後輩・広瀬航を演じる西垣匠に話を聞いた。
【写真】『時をかけるな、恋人たち』第3話場面カット【7点】『時をかけるな、恋人たち』は、時間SFを得意とするヨーロッパ企画・上田誠のオリジナル脚本。主演・吉岡里帆、恋の相手役は永山瑛太で、2人がタイムパトロール隊のメンバーとして違法に時をかけてくる恋人たちを取り締まりながら、自らも時空を超えた本気の恋をするタイムパトロール・ラブコメディだ。
主人公・廻の恋心をざわつかせる“超罪作り”な後輩・広瀬航を演じ、注目を集めている西垣匠。廻が働く広告代理店の後輩で、廻が密かに思いを寄せていた相手だが、突然会社の受付嬢・梓若菜との婚約を発表。天使のような笑顔で無意識のうちに女心を弄ぶ、罪なオトコを好演中の西垣に、役作りについてや3話の見どころを聞いた。
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──『トキコイ』2話まで放送されましたが、オンエアご覧になっていかがですか?西垣 すごく面白いですよね。こういうタイムトラベルとか、伏線が張ってある作品が好きなんですけど、映像になるとこういう風に映ってるんだみたいなところが改めて発見できるというか。瑛太さんだったり吉岡さんだったり、ゲストの方々のお芝居が乗っかると、ここまで面白くなるんだなって。だから毎週僕も楽しみに見させていただいています。
──西垣さんご自身は、演じている広瀬航はどんな人物だと捉えていますか?西垣 優柔不断というか、女性からすると「はっきりしてよ」って思われるような人だとは思うんですけど。それでも許されるというか、愛される人間なのかなとも思ってて。ある意味、まっすぐだなとは思いますね。ちょっとほっとけない感、後輩感みたいなものはなるべく出せるようにしました。
実は、最初に台本を読んだ時に、広瀬って本当にヤバいやつで、どうしよう…って思ったんですよ(笑)。僕の中でいくら考えたとしても理解できないタイプの人だったので、もうそこは割り切って、毎回、監督に確認しました。「今、誰が好きなんですか?」って。余計なこと考えずに、誰が好きかだけしか考えてなかったですね。超罪作りな後輩役を、超罪作りな感じで、やれたかなと思います(笑)。
──西垣さんご自身とは、似ているところはありますか?西垣 そうですね、似ているところがあるとすれば…にじみ出てしまうさわやかなところかなと思ってます(笑)。
──撮影現場は、どんな雰囲気でしたか?西垣 監督さん、スタッフさん含め本当に皆さんが明るくて。僕はあんまり人と話すのが得意じゃないっていうか、ちょっと人見知りな部分があるんですけど、皆さん本当にウェルカムでいつ行ってもおかえりっていう感じで迎え入れてくださったので、僕もすごくリラックスしながら現場に挑めました。
──吉岡さん、瑛太さんを始め共演者の方とお芝居されて、刺激を受けたことがあれば教えてください。西垣 吉岡さんは、ドリブのシーンがあった時はとにかく数を打ってくださるというか。僕がお芝居しやすいように、いろいろと投げかけてくださいました。瑛太さんは段取りやテスト、本番で演技を変えてきて。本当にいろんな引き出しを開けながらお芝居されている印象があって、それは本当に素敵だなというか、勉強になった部分です。
──吉岡さんや瑛太さんとは、撮影の空き時間に、どんなお話をされてたんですか?西垣 僕の大学の時の話をしてたら「ミスター慶応」っていうあだ名になりましたね(笑)。お二人から「ミスター慶応」って呼ばれて、何かするたびに「さすが!ミスター慶応は違うね!」っていう感じのいじりをずっとされてました…(笑)。あと、外のシーンで日差しが強くてみんなで日傘を持ってたんですけど、瑛太さんがその傘をフェンシングの手に見立てて「ちょっと教えてよ」みたいな感じで言ってくださったので、 基本の動作を2人で一緒にやってみました。構えから教えました(笑)。
──本日放送の第3話では、広瀬がさらにいろいろとかき回すということですが?西垣 2話のラストは婚約者がいるけど好きな人がいるみたいな状況で、3話はそこに廻さんの初恋の相手も出てきたりするんです。今夜放送の冒頭は、僕の方が恋心をざわつかせられるんですよね。これから広瀬劇場が始まる感じはあるので、ぜひそちらも楽しみにしていただけると嬉しいです!
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