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UPDATE|2023/12/01

坂道グループ新期生ライブ「新参者」、日向坂46四期生が全10公演を完走

(C)上山陽介


場の空気が和んだところで、ライブもいよいよ後半戦へ。ブルーの衣装に着替えた11人は、自身のオリジナル曲『シーラカンス』で再び会場の熱気を高めていく。センターの正源司を筆頭に、熱のこもったダンスと歌で魅了したかと思えば、続く『キツネ』ではメンバーの熱気に負けじと力強いコールを連発。

また、清水の「もっともっと私たちと一体感、作れますか?」を合図にコール&レスポンスが繰り返されると、今度は平岡海月をセンターに迎えた『誰よりも高く跳べ!2020』でクライマックスと呼べるほどの盛り上がりを見せる。ブレイクパートでは、平岡が客席を煽りまくってから「おひさま、跳べーっ!」と絶叫。

さらに、研修生時代からパフォーマンスし続けてきた思い出の1曲『青春の馬』では、それぞれが抱える思いやメッセージをしっかり届けようとする強さが伝わる全力の歌とダンスで観客を圧倒させ、その流れから藤嶌センター曲『見たことない魔物』で会場の熱気が最高潮に達して、ライブ本編は終了した。

おひさまの「日向坂 四期生」コールに応えるようにステージに戻った四期生は、平尾の「この『新参者』を毎回一合目、二合目と登っていきて、今日で最終日、頂上。今日は今までで一番熱いロッククライミングを披露したいと思います!」の挨拶に続いて最新楽曲『ロッククライミング』を堂々とパフォーマンス。

険しい道のりを全員で乗り越えようとする姿が投影されたこの楽曲では、現在活動休止中の岸帆夏を含む12人で、笑顔で乗り越えていこうとする、そんな強い決意が随所から伝わった。

最後に曲に入る前に、メンバーを代表して正源司が現在の心境を口にする。彼女は「この公演をスタッフさんからお聞きしたとき、私たちはすごく不安を抱えてしまいました。(ほかのグループと)比較されてしまったり、私たちが10公演どう乗りきれるのかということで、たくさん悩むこともありました。

一番私が心配だったのが、日向坂46にとっておひさまにとって、とても大切な楽曲を私たちが披露することを、皆さんが受け入れてくださるのかということ。そこから、私たちは今自分たちに何ができるのかをすごくすごく、何度も話し合いをして、たくさん考えてきました。でも、最初は意見も言いづらい子だったり、なかなか発表が得意じゃない子でも、少しずつ自信を持って意見を出し合おうという気持ちが芽生えてきて、今回私たちが目指している“一体感”を感じられたかなと思いますし、団結力もしっかり付いたかなと思います。

これから岸くんも含めて、私たち12人で先輩方に追いつけるように、そして未来に輝く日向坂46に向かって、精一杯頑張りたいと思っています」と力強く宣言すると、続けて宮地が「私たち四期生が『新参者』に込めた思いを、最後まで受け取ってください」と告げ、ラストナンバー『JOYFUL LOVE』を愛情をたっぷり込めて披露。おひさまのペンライトによって虹色に染め上げられた会場は、おそらくこの日世界中でもっとも多幸感に満ち溢れた場所だったのではないだろうか。


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