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UPDATE|2023/12/20

仮面ライダーギーツで話題、崎山つばさがレシピ本発売「俳優という枠にとらわれず、料理好きも活かしたい」

崎山つばさ 撮影/松山勇樹



「今見ると若いですよね(笑)。当時やっていた役とか環境で体つきも全然違いますし。自分でも懐かしい感じがします。この料理連載を通して、食に関してはかなり意識が変わったように思います。食材にもこだわるようになりましたし、低カロリー高たんぱくなものを作るようになりましたね。最近は、発酵食品に興味があるんですよ。納豆を自作できると聞いたので、近々挑戦してみようかなと。納豆もカレーでアレンジできたら面白いですよね!」

連載当時は、2.5次元舞台での活躍で注目を集めていた崎山。近年はその枠を超えドラマや映画など、役者として活動の幅を広げている。

「2.5次元舞台がなかったら今の自分はないし、自分を作ってくれた世界でもあるので、すごく感謝しています。今、いろいろな役をやらせていただいていますけど、演じることに関してはすべて一緒。どんなジャンルの作品に対しても柔軟に対応していける人間になっていきたいですね」

さまざまな役を演じるようになったからこそ、「自分ってどんな人間なんだろう」と分からなくなる瞬間もあると明かす。

「そういうときは、一度立ち止まって自分としっかり向き合うように意識しています。自分を大切にしたいというか、その作業をすると迷わずに済むんですよね。最近は自分とかけ離れた役が多いので、そういうマイペースさを大事にしたいとより強く思うようになりました。自分は感情の起伏があまりないというか、怒るなんてエネルギーが無駄だなと思ってしまうタイプ。だからこそ、真逆の発散系の役には没頭できるんですけど、自分のなかに近しい要素がないので、糸口を探すために映画や舞台を観たり、街中の人を観察してみたり。日常から取り入れたことを自分に落とし込んでアウトプットしています」

スピンオフが製作されるなど話題となった「仮面ライダーギーツ」のパンクジャック役も、自分とは真逆のキャラクターだったそう。

「自分が仮面ライダーになって『変身!』という日がくるなんて思わなかったですよね。しかも、パンクジャックは自分と似た要素がほとんどないトリッキーなライダー。一度舞台でご一緒したことのある高橋悠也さんが脚本を手がけていたので、『僕のどこにパンクジャックっぽい要素があったんですか?』と聞いたら、『つばさならできると思って』と言ってくださって。僕のことをよく知っているからこそ、演じられると思ってくれたのかなと。それはうれしかったです」

‘23年は「出会いを大切に感じた1年だった」という崎山。「新しい自分とも出会えた年でした」と振り返る。


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