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UPDATE|2023/12/22

[東京ドーム][アイドル][ジャイアントスイング]…謎の文字列で“見つかった”アプガ(プ)渡辺未詩

アップアップガールズ(プロレス)渡辺未詩

女子プロレスラーとして高い評価を受けている、アップアップガールズ(プロレス)の渡辺未詩。武藤敬司引退試合に参戦した際は、「この選手、現役のアイドルなの?」とSNSが湧いた。もともと彼女はプロレスについては無知、アイドルになりたくてアップアップガールズ(プロレス)オーディションを受けたという。この先、どうやってプロレスとアイドルの二刀流を大成させていくのか…元『週刊プロレス』の記者、小島和宏が直撃した。

【写真】プロレスラーとして恵まれた体躯とパワーを誇る渡辺未詩【5点】

11月8日、アップアップガールズ(プロレス)が所属するYU-Mエンターテインメントの山田昌治社長が「メンバーとファンの皆さんへお詫びとお知らせ」というゾワゾワするタイトルの動画を緊急配信した。

その内容とはアップアップガールズ(プロレス)の単独ライブを12月23日に横浜アリーナで開催すべく準備してきたが、じつは予約できていたのは横浜アリーナではなく、横浜アリーナに隣接する(というか、ほとんど横浜アリーナの中にある)新横浜NEWSIDEBEACH!!というライブハウスだった、というお詫び。

このあたりの虚実入り混じった感じがアップアップガールズ(プロレス)らしさ全開なのだが、ライブハウスにリングを設置することはムリなので、単独ライブは純然たる音楽イベントとして開催されることも自動的に決定した。

「やっと社長や会社も、私たちがアイドルだっていうことを思い出してくれたみたいですね」と渡辺未詩は笑った。

渡辺未詩はグループの中心的存在。すでにプロレスラーとしては高い評価を受けており、2月に東京ドームで開催された武藤敬司引退試合に参戦すると「この選手、現役のアイドルなの?」「アイドルがこんなすごいジャイアントスイングをしているのか!」とわずか1試合で大きな話題を呼び、Xのトレンドには「東京ドーム」「アイドル」「ジャイアントスイング」という不思議な文字列が並んだ。世間に見つかった瞬間だった。

プロレスラーとして恵まれた体躯とパワーを誇る渡辺未詩だが、自分がそんなポテンシャルを秘めているとはまったく気づいていなかった。なぜならばプロレスを見たこともなく、高校生のころからアイドルになることしか考えていなかったから。この隠れた才能を発掘できただけでも、アップアップガールズ(プロレス)をスタートさせた意義はあったと思うのだが、やっぱりメンバーとしてはプロレスラーとしてだけでなく、アイドルとしても成功したい。

「今年の6月に単独ライブを開催できたんですけど、それは初の単独ライブから4年半ぶりになってしまったので、手放しでは喜べませんでしたね。正直、これが最後になってしまう可能性もあるのかな、と思ってしまったので……」

AUTHOR

小島 和宏


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