FOLLOW US

UPDATE|2024/01/13

『スイカゲーム』が流行った理由を分析、その答えは名作映画のセリフの中に?

『スイカゲーム』(ニンテンドーストアより)

去年、イー・ガーディアン株式会社は11月29日、X(旧Twitter)で頻繁に投稿されたフレーズを調査した『SNS流行語大賞 2023』を発表。その結果、『スイカゲーム』が2位に輝いた。ゲーム業界では唯一のランクインとなり、いかに注目されたのかがうかがえる。

【関連写真】ヒットの理由はこの映画の中に?『花束みたいな恋をした』場面カット【9点】

『スイカゲーム』は箱の上にフルーツを落として同じ種類のフルーツをつなげていく1人用のパズルゲーム。『ぷよぷよ』のように同じ種類のフルーツをくっつければ消えるわけではなく、くっつくと1個の大きいフルーツになる。箱からフルーツが溢れるとゲームオーバーになるため、フルーツをくっつけてスペースを作りながらハイスコアを目指していくというもの。

もともと、Nintendo Switch向けとして2021年12月にリリースされており、最新作というわけではない。これほど大きな話題を集めた背景として、税込240円と低価格であること、人気ゲーム実況者がプレイしたことなどが挙げられる。ただ、“スイカゲーム沼”にハマる人が増えた要因はまだまだある。その答えは名作映画の中に隠されていた。

2021年1月に公開され、菅田将暉と有村架純が主演を務め、『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)や『カルテット』(TBS系)の脚本家である坂元裕二が脚本を手がけた映画『花束みたいな恋をした』内に以下のようなやり取りがある。

山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)は同棲しているが、麦はブラック企業に勤めて日々心身をすり減らしている。この日も夜遅くまで残業して、1人暗いオフィス内で寝転がりながら『パズドラ』をプレイする麦。場面が変わり、絹が転職を相談したことをキッカケに喧嘩が勃発。日々仕事に追われることにストレスを感じているという麦に絹は「息抜きぐらいすればいいじゃん」という。ただ、麦は「息抜きにならないんだよ。頭に入んないんだよ」「『パズドラ』しかやる気しないの」と語気を荒げた。

RECOMMENDED おすすめの記事