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UPDATE|2023/12/03

『ゴジラ-1.0』は歴代No.1イケメン? 過去作からたどるゴジラのルックス変遷

『ゴジラ‐1.0』全身ビジュアル (C)2023 TOHO CO., LTD.

11月3日に映画『ゴジラ-1.0』が公開されて以来、同映画に登場するゴジラが“イケメン”だと話題になっている。ゴジラに対してイケメンというワードはあまりピンと来ないかもしれないが、歴代シリーズを見比べてみると、なんとなく意味がわかってくるから不思議だ。そこで今回は映画公開にちなんで、歴代ゴジラのルックスを改めて振り返りたい。

【関連写真】随所に1作目へのオマージュも…電車をくわえるゴジラ場面写真

ゴジラはその誕生から今に至るまで、少しずつデザインが変更されてきた。まず初代『ゴジラ』は、いかにも“怪獣”といった恐ろしさを感じさせるデザインだった。

「CCPミドルサイズシリーズ 初代ゴジラ 劇中 Ver.」(シー・シー・ピー)
▲「CCPミドルサイズシリーズ 初代ゴジラ 劇中 Ver.」(シー・シー・ピー)

特徴的なのはその“目線”で、逃げ惑う人々を見下ろすように下を向いている。初期のゴジラは「水爆大怪獣」と銘打たれていたように、水爆実験から生まれた恐怖の象徴としてのモンスターなので、それを表現するために凶悪なデザインが採用されたのだろう。現代でも通用する秀逸なデザインだ。とはいえ、あまりイケメンといった雰囲気ではない。

そんなゴジラも時を経るにつれて、いつしか人間ではなく同じ怪獣と戦うようになる。そしてスタイリッシュで憧れの目線を向けられるゴジラは、大体この頃に作られたデザインが多いようだ。

例えばファンの間でもイケメンと名高いのが“ビオゴジ”。1989年に公開された『ゴジラVSビオランテ』に登場するゴジラで、同作ではタイトルの通り「ビオランテ」という植物型の怪獣と戦うことになる。

そんなビオゴジはこれまで通りどっしりした恐竜っぽい造形だが、初代と比べると精悍な顔つきに。目線が下ではなく正面やや上を見ているため、怖さよりもかっこよさが前面に押し出されたのかもしれない。

「S.H.MonsterArtsゴジラ(1989)」(BANDAI SPIRITS)
▲「S.H.MonsterArtsゴジラ(1989)」(BANDAI SPIRITS)


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