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UPDATE|2024/01/20

『アンナチュラル』コンビ、三谷幸喜の新作も…2024年に大ヒットが期待される実写邦画3選

長澤まさみが三谷幸喜ワールドに飛び込むサスペンス・コメディ『スオミの話をしよう』(画像は公式Xより)

2023年は日本の映画業界が大いににぎわった年だった。山崎貴がメガホンを取った『ゴジラ-1.0』が全世界興収100億円を突破する一方、是枝裕和監督と脚本家・坂元裕二がタッグを組んだ『怪物』は第76回カンヌ国際映画祭にて脚本賞、クィア・パルム賞を受賞。菅田将暉主演の『ミステリと言う勿れ』は、全国映画動員ランキングで5週連続首位という快挙を成し遂げた。果たして今年の映画界ではどのようなヒット作品が生まれるのだろうか。本稿では、2024年に公開される期待の実写邦画を3つご紹介しよう。

【関連写真】長澤まさみ、20周年記念写真集の先行カット

まず今年注目すべきは、9月に公開が予定されている『スオミの話をしよう』だろう。同作は『THE 有頂天ホテル』や『ステキな金縛り』などの名作を手がけてきた三谷幸喜監督による、約5年ぶりの新作映画だ。

ジャンルとしては「サスペンス・コメディ」と銘打たれており、突然行方をくらませた大富豪の妻・スオミを巡るストーリーとなる模様。スオミを愛した5人の男がひとつの屋敷に集まるのだが、口々に語られる彼女のイメージはなぜか見た目も性格もまったく異なるものだった……という謎めいたあらすじに興味をそそられる。

そこで物語のカギを握るスオミ役を演じるのは、言わずと知れた人気女優の長澤まさみだ。三谷監督にとってこのキャスティングには重要な意味があるらしく、12月13日に行われた2024年東宝配給作品ラインナップ発表会では、「『スオミの話をしよう』は長澤まさみ作品です」とまで言い切っていた。いわく、「今現在の一番素敵な部分、コメディエンヌとしての輝きも含めて、長澤まさみさんの魅力をスクリーンに収めたかったのが1つの目標でもありました」とのことで、コメディエンヌとしての才能を大きく買っているようだ。

実際に長澤はキャリアの最初期こそ類まれな“ヒロイン力”によって注目を浴びていたが、近年は演技の幅が格段に広がっている。たとえばドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)では、中国人富裕層やくノ一、山形弁を話す40代など、どんな人物にも成りすませる能力を持つダー子という人物を演じ、強烈なインパクトを与えた。

“三谷ワールド”全開だという『スオミの話をしよう』では、そんな長澤のさらなる意外性が爆発するかもしれない。


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