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UPDATE|2024/01/20

『アンナチュラル』コンビ、三谷幸喜の新作も…2024年に大ヒットが期待される実写邦画3選

長澤まさみが三谷幸喜ワールドに飛び込むサスペンス・コメディ『スオミの話をしよう』(画像は公式Xより)



また2024年夏に公開が予定されている『ラストマイル』は、“最強タッグ”による最新作として期待が高まっている。同作のメインスタッフは、監督・塚原あゆ子、脚本・野木亜紀子という布陣。『アンナチュラル』や『MIU404』(いずれもTBS系)を手がけたヒットメーカーだ。

『アンナチュラル』では石原さとみ演じる法医学者、『MIU404』は星野源&綾野剛演じる機捜刑事を主人公に据えていたが、『ラストマイル』では満島ひかり演じる巨大物流倉庫のセンター長が主人公となる。

ストーリーとしてはショッピングサイトから配送された段ボール箱が爆発するという、連続爆破事件を描いた内容となる予定で、『アンナチュラル』や『MIU404』と世界線が交差するシェアード・ユニバース作品として制作されるという。

いったいどのように世界線がリンクしていくのか今のところ不明なものの、『MIU404』では『アンナチュラル』のキャラクターが続々と登場したため、もしかしたら今作にもサプライズゲストが控えているのかもしれない。爆破事件を扱った作品ということを考慮すると、『MIU404』の“機捜コンビ”伊吹(綾野)と志摩(星野)が活躍する……という展開もあり得そうだ。

ここまでは誰もがよく知るヒットメーカーの作品を取り上げてきたが、最後は2月9日公開予定の“無名監督”による長編映画『復讐のワサビ』に注目したい。監督を務めるのはヘマント・シンというインド人で、同作が長編デビュー作品となる。インドのリアリティー番組をきっかけに俳優を目指し、独学で映画制作を学んだ彼が、日本映画界に一石を投じるべく全財産を投入した作品だという。

物語の主人公となるのは、顔の傷が原因で幼少期から執拗ないじめの被害にあってきた少女・カノ。貧しい生活から抜け出し、明るい未来を目指すことを決意するものの、母親が壊滅的な出来事に巻き込まれたことで、過酷な運命を強いられる──。あらすじだけ見るとシリアスな印象を受けるものの、実際はサスペンスやコメディといった複合的な要素を取り入れたエンターテイメント作品に仕上がっているそうだ。

ちなみに映画のポスタービジュアルには、「“目には目を”だけでは、世界は盲目になってしまう」というマハトマ・ガンディーの言葉が添えられている。「復讐」というタイトルをいい意味で裏切るような展開が待ち受けているのかもしれない。

ほかにも累計発行部数1900万部以上を誇る人気マンガを原作とした実写映画『ゴールデンカムイ』や、YouTube動画の総再生回数が1600万回を突破している『変な家』の映画化など、2024年はヒットを予感させる実写邦画が目白押し。はたしてどの作品が覇権を獲るのか、今年の映画界に注目しよう。

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