コスプレ筋トレ系YouTuberとして、YouTubeチャンネル「nora fitness/のらフィットネス」を運営するnoraさん。本業ではWEBデザイナーをしつつ、『GANTS』や『SPY×FAMILY』のコスプレをして筋トレをする姿が話題を呼んでいる。今ではすっかりコスプレのイメージが定着しているnoraさんだが、YouTube開設時は筋トレに特化した動画製作を行っており、コスプレの要素は含まれていなかった。インタビューでは「コスプレ筋トレ」というスタイルに行き着いた理由から、動画製作の裏側を包み隠さずに語ってもらった。(前後編の後編)
【写真】noraさんのトレーニングウェア姿&コスプレカット【13点】――YouTuberとして活動していますが、本業はWEBデザイナーなんですよね。noraさん 一応(笑)。YouTubeの方が大変で、動画編集している時間の方が長いです。もう始めて3年くらいになるので、自分の動画を作る上で必要な技術は理解していますが、今も他のYouTuberさんを見て「どう編集しているんだろう」って勉強しています。
――「コスプレ✕筋トレ」を選んだ理由を教えていただけますか。noraさん もともと、筋トレは産後ダイエットのために始めました。それから筋トレ系でYouTubeを始めたんですけど、コスプレも好きだったので「コスプレ筋トレって新しいね」ということで、ニッチなところを攻めたという感じです。
筋トレを始めたばかりの時は、主人に「とにかくスクワットをやれ」と言われたんですけど、めんどくさがりで続かなくて……。モチベーションを上げるためにSNSを見ていたら、筋トレの大会があることを知って「人前に出ることになったらやるだろう」ということで、大会に出るようにもなりました。
――YouTubeには、コーチとして旦那さんも出られていますが、どういった役割分担をされているのでしょうか?noraさん 撮影と企画は主人で、編集は私がやっています。動画を主人に見せて、オッケーをもらってからアップするという流れです。
――旦那さんの確認を取ってから公開されているんですね。ダメ出しされることもありますか?noraさん よくあります。例えば1人でジムに行った時は私がカメラを回すんですけど「何このアングル?」って言われたこともあって、結構厳しいです。主人は視聴者が見やすくて喜ぶアングルを求めているんですよね。攻めすぎは私は嫌なんですけど、主人は「攻めようタイプ」で…。
とはいえ、主人と私の中にも、明確にここまでという決まりはあります。例えば、ファンティアは全年齢対象と決めています。
――広告が付かなくて嘆いている動画もアップされていますね。YouTubeの広告審査をクリアできる露出度がどの程度がわかるものですか?noraさん 意図的に露出していたり、お尻が強調されすぎていたらダメです。YouTubeの基準も更新されているので、手探りでやっているんですけど、以前トレーニングウェアでイベントに参加した様子を撮ったレポート動画も広告がつきませんでした…。
それで私と主人が出した審査基準の結論は、YouTubeさんの「気分」ってことになりました(笑)。ちなみに、ファンティアは、大事な部分が隠れていれば私たちは大丈夫かなという感じです。