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UPDATE|2024/01/19

志田彩良が連続ドラマ異例の2作品同時主演、期待したい“裏切り”の演技

『こんなところで裏切り飯』(中京テレビ)第2話予告(公式YouTubeより)

2024年1月スタートの連続ドラマ『消せない『私』ー復讐の連鎖ー』(日本テレビ)、『こんなところで裏切り飯』(中京テレビ、1月18日初回)の2作品で主演を務める女優、志田彩良。今回が連続ドラマ初主演だ。さらに櫻井海音、出口夏希主演のドラマ『アオハライド』(WOWOW)の「Season2」(1月19日より開始)にも出演している。

【関連写真】志田彩良の“裏切りの演技”にも注目、『こんなところで裏切り飯』第1話

たしかに存在感を放つ女優ではあるが、これまで目立った主演作があるわけではない。2024年に飛躍が期待できる気鋭の女優のひとりで、今期のキャスティングは大抜擢といえるだろう。この機会にチェックしておきたい過去作品を紹介する。

ドラマ『ドラゴン桜 第2シリーズ』(TBS、2021)で志田が演じた小杉麻里は、主人公・桜木建二(阿部寛)が率いる東大合格を専門にした校内の進学コース、東大専科のひとり。「女に学歴は必要ない」と考えるステレオタイプな父親を持ち、暗めで自信のない、静かで俯きがちな女子高生を演じた。父親への思いを語る場面では、はらはらと涙する姿に感情移入させられる。

さらにドラマ『君の花になる』(TBS 、2022)では、作中でのアイドルグループ「8LOOM」のメンバーが通う銭湯の娘・池岡奈緒を演じた。グループのセンターである佐神弾(高橋文哉)へ恋心を抱きながら、メンバーの古町有起哉(綱啓永)からは好意を寄せられる板挟み状態。明るくて笑顔の多い池岡は、少しずつ多忙になる「8LOOM」メンバーにとって癒やしのひとつとなっていた。

弾(高橋)へ直接思いを伝える場面もあり、はっきりしていてサバサバした女性でもある。『ドラゴン桜』の小杉とは正反対なキャラクターだ。両方志田が演じていると知らなければ、気づかないほど明確な演じ分けがされていた。

『アオハライド』(WOWOW、2023)は、過去に実写映画化もされた人気少女漫画が原作で、今回は「Season1、2」と2期に分けてドラマ化。志田は、主人公である馬渕洸(櫻井)や吉岡双葉(出口)と同じクラスでありながら、クラスメイトとは一定以上の距離を置いて学校生活を送る村尾修子を演じている。

「Season1」で修子は、馬渕洸の兄・陽一(兼近大樹)にひそかに想いを寄せており、陽一に近づこうとクラス委員に名乗り出る。委員会活動のなかで、洸や双葉らとも少しずつ距離を縮めているところだ。一見クールな印象もあるが、一度仲良くなると友達思いで心優しい女子高生だ。
AUTHOR

鳥羽 竜世


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