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UPDATE|2023/07/08

役作りで3カ月喫煙も、永野芽郁、小芝風花…“やさぐれ”ギャップで新境地を切り開いた女優たち

映画『マイ・ブロークン・マリコ』ティザービジュアル (C)2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会

役者が映画やドラマでそれまでのイメージから外れた役柄を演じるのは簡単なことではない。ともすると「コレジャナイ」という反応を呼んでしまうこともある。しかし最近、有名女優たちがこの難しい挑戦を成功させているようだ。

【関連写真】主演・永野芽郁『マイ・ブロークン・マリコ』 の場面写真

例えば清純派女優として活躍中の小芝風花は、4月期の金曜ナイトドラマ『波よ聞いてくれ』(テレビ朝日系)でラジオ番組のパーソナリティを務める“金髪やさぐれ女”鼓田ミナレ役を熱演。人生初となる金髪に挑み、作中では怒濤のマシンガントークを炸裂させていた。

ちなみに全8話の中で、小芝が喋ったセリフ量は合計2234行にも及ぶ。クランクアップ後には、スタッフとキャスト全員から「強烈マシンガントーク&ありえないような量のセリフを覚えたで賞」が贈られたという。

それまでの小芝のイメージといえば、映画『魔女の宅急便』の天真爛漫ヒロイン・キキや『妖怪シェアハウス』(テレビ朝日系)のどん底気弱女子・目黒澪など、どこか愛らしく感じの良いお嬢さんというイメージがあった。

しかし『波よ聞いてくれ』ではそんなイメージを一気に覆し、今年6月に発表された「春ドラマで演技が光っている女優ランキング」(『TVマガ』調べ)では名だたる女優たちを抑えて第4位にランクイン。ミナレ役を通して、持ち前の演技力を大いに見せつけていた。

そもそも小芝の演技力は、NHK連続テレビ小説『あさが来た』の頃から注目されていた。そこで彼女は、思春期を迎えて母親のあさに反抗的な態度をとるようになる少女・千代を見事に演じている。

そしてそれ以降の出演作でも、特撮をこよなく愛する隠れオタク、元優等生の残念女子など、さまざまな役柄で演技力を鍛えてきた。ミナレ役での強烈な演技は、これまでのキャリアの集大成とも言える。


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