さらに撮影現場での草なぎの印象を聞くと、裏表のない優しさや、胸に秘めた情熱を感じるこんなエピソードを教えてくれた。
「撮影現場でも『撮影どんどんやろうよ!撮ろうよ!本番いこうよ!』『趣里ちゃん今のお芝居すごい良かったよ!』とすごく明るく前向きなのが印象的です。僕にも『いやあ、ブギウギ最高ですね、最高ですよ、最高だ!今日も頑張ろう!』みたいな感じで(笑)。撮影は大変ですしキツいところもあるんですが、周りに『頑張ろう!良かったよ!』と声をかけて、『前向きにいこうぜ!』と現場を回してくれていました」
カメラが回っていないところでの草なぎの姿に、どこか羽鳥善一のエッセンスも感じられる。草なぎ本人が持つ芯の強さと明るさが、羽鳥善一というキャラクターによってさらに引き出されたのかもしれない。
「羽鳥善一という役は、草なぎさんにとってすごくやりがいのある役になったんじゃないかなと思っています」
どんな場面でも明るく真っ直ぐな羽鳥善一の姿に救われた視聴者も多いはず。制作陣と草なぎが愛とこだわりを持って創り上げた“羽鳥善一”から、今後も目が離せない
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