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UPDATE|2024/03/09

ドラマ出演も話題・宇垣美里が語る前向きに生きる秘訣「この仕事で傷ついた時期もありました」

宇垣美里 撮影/松山勇樹 スタイリスト/滝沢真奈  ヘアメイク/山下智子



撮影現場では、主演を務める田中美久と親交を深めた。連続ドラマ初主演のプレッシャーと戦う田中に対し、「私が守らなきゃ」という感情があったそう。クランクアップの翌日には一緒に鍋料理を食べに行き、互いにねぎらい合った。

「田中さんのことは『なんて可愛いんだろう!』と思いながら見ていました。いつも明るく元気で、いるだけで現場が華やぐんです。それでいて、まだお若いのに周囲への気遣いを欠かさない。そして役に入り込んだ瞬間、一気に怖くなる! 田中さんが演じる由良は可愛くて怖くて危うさもあって、魅力的だなと感じました。

私は長女だからか、自分より年下の女の子は全員『守らなきゃ』と思うんですけど、特に田中さんは現場で一生懸命頑張っているし、『宇垣さん、宇垣さん』と慕ってくれるから『もう絶対守る!』と(笑)。『ご飯に行きたいです』と言ってくれたのもうれしくて、一緒に食事に行って楽しい時間を過ごしました」

「昔から、誰かが楽しくなさそうにしていたり居心地悪そうにしていると不安になってしまうんです」と語る宇垣。共演者と良好な関係を築き、現場の雰囲気を作ることも自身の役目だと考えている。

「演者であろうがスタッフさんであろうが気に掛けて、楽しい現場にしたいな、って。年上の人がピリピリしていたら怖くないですか? 誰かが委縮しているような現場は精神衛生上よくないし、現場の空気を作るのは年長者の役目だと思っているので。私も年齢的に後輩も増えてきて、1人の年長者として現場を作る責任は大きくなってきたなと感じています」

本作では「いつか素敵な王子様が現れる」という“シンデレラコンプレックス”を抱えた女子高生・由良によって、想像を超える残酷な手口で陽介・舞夫婦が追い詰められていく様子が描かれる。

AUTHOR

左藤 豊


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