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UPDATE|2024/05/31

『虎に翼』本当の”男女平等”とは?寅子が直明の進学を後押し「新しい時代が来た」「希望の金曜日」

(奥)佐田寅子役・伊藤沙莉  写真◎NHK

伊藤沙莉主演のNHK連続テレビ小説『虎に翼』(総合・月曜~土曜8時ほか)の第45回が31日(金)に放送された。

【写真】家族会議で話す寅子、ほか『虎に翼』第45回場面カット【4点】

「ただいまより、家族会議を始めます」新しい日本国憲法を目にした寅子(伊藤沙莉)は、それを全てノートに書き写し家族を集めた。「第14条、すべて国民は法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」。寅子は新しい憲法を嚙みしめるように読み上げ、目を輝かせた。

そして寅子は「もう一度法律の世界に飛び込んで、人生をやり切りたい」と家族に気持ちを伝え、さらに直明(三山凌輝)に「あなたの幸せのために大学に行きなさい」と提案する。子どものころから勉強熱心だった直明。だが今は猪爪家の大黒柱にならねばと「勉強したい」という気持ちを抑えこんでいた。

寅子は、長らく差別されてきた女性の解放だけを喜ぶのではなく、性別が理由で何かを背負わされ、男らしい生き方を強いられていた男性の解放も心から喜んでいたのだ。ピンと来ていなかった花江(森田望智)も「これからは家族みんなが柱になって支えていけばいいわよね」と直明の背中を押し、直明は大学に進学することを決める。

SNSでは「直明くんの学ラン着た時の笑顔清々しかったな」「悲しみの月曜日から希望の金曜日」「今日の虎に翼、めっちゃ良かった!新しい時代が来たっ!て感じで」「寅ちゃん始動!眼に光が宿って、キリッとした表情が、頼もしく感じられた」「辛い辛い1週間の涙が、今日で希望と勇気の涙になった」など、喜びの声が多く寄せられていた。

次週、寅子は桂場(松山ケンイチ)の元へ。「私を裁判官として採用してください」…寅子の運命はいかに。

【あわせて読む】『虎に翼』寅子の”令和的価値観”への共感と、現代も続く”結婚至上主義”への落胆

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