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UPDATE|2024/06/15

元AKB48台湾出身の真楪伶が写真集で6年ぶりに水着に「アイドル時代 超えられない壁を感じたことも」

真楪伶(まちゃりん) 撮影/松山勇樹



──『奇跡と出会った瞬間(とき)』タイトルはどのように決まりましたか?

真楪伶 自分で決めました! 表紙の文字も自分で書きました。AKB48を卒業してすぐの撮影だったので、“アイドルとタレントの間の私”だったんです。AKB48に入れたのは本当に奇跡でした。台湾で暮らしていたから、入れるはずはなかったんです。でも、偶然にも「AKB48台湾オーディション」が開催されることになって、合格できました。そして、大好きだったAKB48に8年間も在籍できたこともまた奇跡でした。新しい芸名の「楪」の字には「キセキ」が入っているんです。「世」を「セ」と読めば(笑)。AKB48にいた奇跡は終わるけど、新しい奇跡がこれから始まるという意味を込めたかったんです。

──8年間のAKB48人生は楽しかったですか?

真楪伶 楽しかったことももちろんありますが、悔しいこともたくさん経験しました。自分には同期がいないですし、どう頑張っても超えられない壁を感じたこともありました。

でも、その経験は他の人にはできないものですから。それによって強くなれたと思います。これからは自分の進みたい道に全集中していきたいと、最近は価値観が変わりました。

──卒業するとスケジュールががらっと変わって、考え方も変わったんでしょうか。

真楪伶 私は笑顔で卒業発表をしました。それは、これからやりたいことにまっすぐ進んでいきたいという気持ちになれたからです。去年、舞台のお仕事がたくさんありました。モデルのお仕事もいただけました。そうなると、自分の軸がAKB48から他のことに移っていった感覚があったんです。だから、卒業する前にはもう気持ちが変わっていました。

今は自由に使える時間が増えたので、イラストを描きたい時に描いて、勉強したいことを自由に勉強しています。

──どんな勉強ですか?

真楪伶 ファッションです。モデルとして頑張っていきたい気持ちもありますし、デザインの勉強もしています。AKB48時代、仲のいい衣装さんに協力していただいて、服を作ったことがありました。それをSNSに載せたら、ビックリするような反応をいただけました。

もちろん、表に立つお仕事もやっていきたいですけど、自分が考えていることを発信できる人間になりたいんです。ファッションもそうですし、キャラクターを考えて、グッズ化したり。自分の世界観を発信できたらいいなと思っています。

AKB48って恵まれていて、先生に教えていただいたダンス、書いていただいた歌詞、考えていただいたフォーメーション、作っていただいた衣装でパフォーマンスするじゃないですか。ステージに立ったら自分なりの表現を考えて踊らないといけないんですけど、それだけじゃなく、自分の考えをたくさんの方にお届けしていきたいと思うようになりました。

AUTHOR

犬飼 華


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