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UPDATE|2020/05/19

アプガ(2)鍛治島彩が自宅で弾き語りライブを開催

アップアップガールズ(2)の鍛治島彩


chayの『好きで好きで好きすぎて』は爽快なメロディのキーの高い楽曲だが、彼女はファルセットと地声を混ぜたミックスボイスで、歌詞にある心の高ぶりを歌で表現していく。鍛治島は、アプガ(2)では低音で歌うメンバーという印象が強いが、高音もいけるというのがこの曲の歌を通じてわかった。彼女の歌の成長を垣間見る瞬間でもあった。

テンションをアゲてきた鍛治島は、back numberの『高嶺の花子さん』を披露。アップテンポの楽曲を、活き活きとしたボーカルで歌唱する。さらに、UNISON SQUARE GARDENの『シュガーソングとビターステップ』という完全なロックチューンにもトライ。複雑なコードチェンジをガシガシ行い、手首のスナップを効かせたストロークでバッチリ演奏。力強いボーカルも眼を見張るものがあった。演奏のあとは「緊張した〜。この曲はリズムも歌も難しくて、汗が止まらないです(笑)」と必死のプレイであったことを告白。

ライブもいよいよ終盤戦。鍛治島は、先輩グループ、アップアップガールズ(仮)の『サイリウム』を歌唱する。原曲はエレクトロポップサウンドだが、アコースティックでメロディのよさがより引き立つ形となった。歌詞には出会いの奇跡が描かれているが、彼女のハスキーなボーカルでよりエモさが増して聴こえた。この曲について彼女は「(仮)姉さんのすごく素敵な曲で、ずっとギターでやりたかったんです。私が初めてソロで歌わせてもらった曲で、それをお客さんが評価してくださって私はソロ曲『これからも』を作ってもらえたんです。ほんとに大切な曲なんです」とこの曲にまつわるエピソードを語った。

wacciの『宝物』を歌唱したあとは遂にラストナンバー。この日MVが公開されたばかりのアプガ(2)の新曲『どのみちハッピー!』を弾き語りで披露するという。この曲は、山崎あおいが作詞し、作曲はなんと鍛治島が手がけている。「私が作曲をさせてもらって、このギターで作りました。私はこれまで悔しいこと悲しいこともいっぱいあったけど、みんなが応援してくれてハッピーになれたんです。こうして曲として形になってうれしいですし、アプガ(2)のハッピー曲になったらうれしいです」と新曲に込めた思いを口にした。

『どのみちハッピー!』は全員の完成バージョンはスカのポップチューンとだが、鍛治島はシャッフルのリズムで演奏。うまくいかないときもあるけど笑って前を向いていこうという歌詞を、笑顔で歌っていく。混沌とする今のタイミングの応援歌的な歌を、彼女はリズムに乗って体を揺らして明るくしっかりと届けた。


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