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UPDATE|2020/06/20

半生が小説に、蒼井そら「AVの世界だけで終わってしまうのが嫌だった」

蒼井そら(撮影/西邑泰和)


──二十歳前後で、そこまで強い気持ちを保っていられるのはすごいことです。

蒼井 やっぱり周りに支えてくれる人がいたからですね。たとえばメイクさんだったり、カメラマンさんだったり、監督さんだったり、アダルトの仕事に携わる人たちが悪いのかというとそうではないし。そういう人たちが私を守ってくれるんだというのを肌で感じていたので、その人たちのためにも自分が強くいなきゃ! という気持ちを持っていました。

──小説の中でテレビに出演した際に、スポンサーがNGを出し降板させられる、というシーンが印象的でした。これは実際にあったことなのでしょうか?そして世間のAVに対するイメージで苦労したこと、また、それについて思うことがあれば教えてください。

蒼井 脚色もありますが、テレビはスポンサーさんあってのテレビだし、商品のイメージが下がるものはダメだよねって今振り返ったら分かりますけど、当時はショックでした。降板させられたときは、「絶対にメジャーになって後悔させてやる」みたいなことを考えていましたし、それが力にもなりました。そのためには、もっと有名にならなきゃと思いました。

※インタビュー(2)「蒼井そらが語る中国での活動とSNSとの付き合い方」はこちらから

▽『夜が明けたら 蒼井そら』
著者:藤原亜姫
出版社:主婦の友社
発売日:6月19日(金)
定価:1,540円
AUTHOR

猪口 貴裕


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