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UPDATE|2020/01/29

朝長美桜の卒業がきっかけで実現!? 平成最強のアイドル女子プロレスラー・工藤めぐみvs府川唯未“超絶”トーク

昨年11月に発売された『憧夢超女大戦 25年目の真実』(彩図社・刊)は、1990年代に一大ブームとなった女子プロレス・対抗戦時代の舞台裏を描いたノンフィクションとして話題を呼んだ。その著者は現在、ももいろクローバーZを筆頭に多くのアイドル記事を発表している小島和宏記者。小島記者のキャリアスタートは『週刊プロレス』誌であり、女子プロレス担当として「女子プロ冬の時代」と呼ばれた人気低迷期から東京ドームに到達するまでの全過程を最前線で取材しており、そこで見たものを書籍化したのだから、臨場感はケタ違いになるのは当然だ。



小島記者は「書いたはいいけれど、25年も前の話を綴った本がはたして売れるのか?」という疑念を抱いていたというが、先行発売を実施した都内の書店ではわずか数日で完売。そして発売日には早々と増刷が決定する、というスマッシュヒットとなった。

「ありがたいことですね。発売記念イベントとして、秋葉原の書泉ブックタワーさんで元FMWの工藤めぐみvsシャーク土屋のトークショーを開催したところ立ち見まで出る大盛況となって、まだまだニーズがあるんだな、と実感させていただきました。なにげに90年代のプロレスについてはまだ語られていない部分も多く、なおかつ、当時の熱狂的なファンの方々はいまでも結構、プロレス会場に通ってくれているんですよね。

ももクロの年越しイベント『ももいろ歌合戦』の楽屋で歌手のファンキー加藤さんと一緒になったんですが『読みましたよ! 読むに決まっているじゃないですか! あんなにプロレスが面白かった時代の話、面白くないはずがないですから!』と熱く語ってくれて。そういう声をたくさんいただけたので、実はすでにまったく別のテーマで、90年代のプロレスブームを振り返る次回作の執筆準備にとりかかっています。これも売れてくれれば、さらにマニアックなテーマにも挑戦できるので、かなり力が入っています」(小島記者)

そんな小島記者が『憧夢超女大戦 25年目の真実』の増刷を記念して、3月1日(日)に巣鴨の『闘道館』でトークイベントを開催する。ゲストは“邪道姫”こと工藤めぐみ、そして90年代後半に“かわいすぎる女子プロレスラー”として写真集やイメージビデオまで発売された究極のアイドルレスラー・府川唯未のふたり。活躍していた期間が微妙にズレているため、同じ90年代を彩ったアイドルレスラーなのに、リングで対峙したことはない。まさに令和の時代に待望の「初対決」が実現することになる。

もちろん試合をするわけではないが、至近距離で時代を代表するアイドルレスラーを見ることができ、さらにトークショー終了後には夢の3ショットまで撮影できるというのだから、もはや『神イベ』の予感しかしない!

「今回の本に証言者として登場していただいた山本雅俊さん(元JWP代表)から『元女子プロレスラーを招いてイベントをやりませんか?』というお話があったときに『ゲストに府川さんを考えています』と言われて、これは面白いな、と。前回のイベントでも、工藤めぐみさんにはお話を聞ききれなかった部分もあるので、こういう座組になりました。

週プロ時代、僕は試合記事以外にも女子プロレスラーの企画ページやグラビアも担当してきて、特にこのふたりはいろんな企画をやらせていただきました。他の女子プロレスラーからは『試合よりもグラビアのページ数が多いとはなにごとだ!』とキレられたりもしましたが、間違いなく読者が求めていたものだったし、新しいスターを作るためにはアイドルレスラーを“ビジュアル推し”するのは必要なことだったと思っています。

それがぐるっと一周まわって、いまではアイドルレスラーではなく、ホンモノのアイドルを取材する立場になったんですから、人生わからないもんですよね(笑)。そもそも、僕はアイドルヲタだったので、高校生のころに読んでいたアイドル雑誌を基にアイドルレスラーのページを組んできたんですけど、そこを通過して、アイドル記事を書くようになったわけで……昭和テイストの記事が平成のアイドル女子プロレスラーを経由して、令和のアイドル記事に反映されている、というすごい構造になっているんですよね。

ちょうど昨年が僕にとっての記者生活30周年ということで、この本を出したり、『ぼくの週プロ青春記』を文庫化したりしたんですけど、そうやってルーツに戻ったことで、僕がアイドル記事を書く“原点”となったふたりとこのタイミングでイベントを開催するのは面白いのかな、と」(小島記者)

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