──たとえば毎日ブログを更新しているアイドルやタレントさんにも、強迫観念から書いているケースも多いと思うんです。三上 そうかもしれません。でも私は昔から一貫して「やらされてる感」なんて持っていなかったし、むしろ「やりたい」「やらせてくれ」という気持ちでお仕事に取り組んでいるんですよ。どんなお仕事が来ても、「やりたくない」なんて考えたこともないです。これは本当の話。
──三上さんはいろんなジャンルに挑戦されていますが、新たなスタートを切れるのはなぜですか? 世の中には転職や結婚などで、新たな道に進むとき、躊躇してしまう人も多いと思うんです。三上 それが本当にやりたいことだったら、早くやったほうがいいと思うんですよね。特に私は女性だから、若いうちじゃないと難しくなることも現実的にあるんです。そうなると悩む時間なんてもったいないですよ。とにかく早く動いたほうがいい。
私は結婚願望もあまりないし、男性に養ってもらいながら生きていくのに少し抵抗あるんです。自分でお金を稼いで、誰かに頼らず生活したいと考えているので。人生って「今」だけじゃないですからね。これから先もずっと自分で自分の面倒を見ていこうと思ったら、死ぬまで何かをしなくちゃいけないという話になるじゃないですか。逃げたくないし甘えたくないんですよ、自分のことからは。
──なるほど。三上さんは、反対にウジウジ後悔したりすることはないんですか?三上 失敗することはたくさんあるので、そのたびに「もっとこうすればよかったな」って考えることはありますよ。だけど、後悔はしないかな。「これは次に活きてくるだろうな」って思えるんです。「あの失敗があったから、今はこういう考え方ができる」ということが生きていると結構ありますから。
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