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UPDATE|2021/12/19

“M-1決勝進出”ゆにばーすはらが語る相方・川瀬名人の才能「結成当初はバチバチ、今はすげえなって」

はら(ゆにばーす) 撮影/松山勇樹

芸人が一夜にして夢を掴む賞レース『M-1グランプリ 2021』の決勝に駒を進めたファイナルスト唯一の男女コンビ、ゆにばーす。今回、エキセントリックなキャラで「イエーイ!」と笑いを提供するボケ担当のはらに、年末への意気込みと、偏愛する「動物の交尾」について話を聞いた(取材は2021年10月)。(前後編の前編)

【写真】『M-1グランプリ 2021』決勝進出を果たしたはら(ゆにばーす)

――今年もM‐1グランプリの季節が近づいてきました。昨年は惜しくも敗者復活戦2位でしたが、今年の仕上がり具合はいかがでしょう?

はら 仕上がり具合ですか(笑)。いや、今から調節できるようなものでないので、もちろん仕上がってます! ……とか言ってね(笑)、怖いですけど。みんな仕上げてきますからね。

――確かに、多くの芸人の皆さんにとってはここが最大の目標です。

はら 現時点ではまだまだ3回戦とかなので(取材は10月)、当たり前に通過しなきゃいけないというか。「絶対に通る」って自信はありますけど、それでも何が起こるか分からないところもありますんで。

――相方の川瀬さんが「M‐1優勝で芸人引退」と公言していることもあって、ゆにばーすさんと言えばM‐1の印象が非常に強いです。はらさんにとってのM‐1ヒストリーを教えてください。

はら 16年に初めて準決勝に行けて。もうその時点でけっこううれしかったんですけど、そのときに川瀬が「来年は見えた!」って言ったんですよ。「見えた?」って思いましたけど(笑)、「絶対に来年は決勝に行ける」と。

正直、私は分からなかったんですよ。なので、その通りに相方を信じて付いて行ったら、本当に決勝に行けて。優勝こそできなかったけど、ベストは尽くせたかな、って感じでしたね。

――翌18年も決勝進出しましたが、このときは10組中10位と言う結果でした。

はら 実は17年の決勝中、川瀬がまた「見えた!」ってなってたんですよ(笑)。来年こそ絶対に獲れる、と。私も決勝の舞台を経験できたのは他のコンビに比べて大きいだろうなと思ったんですけど……。まあそううまくはいきませんね。2年目は難しかったって感覚が残ってます。

ただ正直、毎回、めちゃくちゃ学ぶことが多いと感じていますね。去年も敗者復活でインディアンスさんと競って負けたことも、明確に理由が分かるわけじゃないけど、ハッキリとした差があったんだろうな、と。でも川瀬は常に決勝までの道のりは見えてると思います。


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