──お仕事についてお伺いします。2021年7月号で約3年間に渡る『Popteen』専属モデルを卒業しましたが、その後は怒涛の勢いでドラマと映画の出演が続いていますね。莉子 去年から今年にかけて、1か月に1回は何かしらの現場に入っていたのでありがたいことです。忙しい分、吸収することも多くて、楽しくやらせていただいています。
──そもそも芸能界に入った当時はお芝居に興味がなかったんですよね。莉子 事務所に入ったときは「モデルをやりたい!」という気持ちだけだったので、自分が数年後に演技をやるというのは、全く想像できてなかったです。ただ2020年に『小説の神様 君としか描けない物語』という映画に出させていただいて、いつもテレビ越しに見ていた俳優さんたちとご一緒させていただいたときに、演技という演技ができていない自分が悔しかったんです。
当時は基礎も知らなかったですし、知識もなかったから勉強しようとなって、今も週に一回はワークショップに通っています。そこからどんどん演技を身につけていくうちに、お芝居が楽しくなりました。それに、こうやっていろんな現場に参加させていただいて、いろいろな出会いがあるのも、やりがいを感じます。
──『小説の神様』がターニングポイントになったんですね。多忙な日々の中、オフはどうやって過ごしているんですか。莉子 私は本当に仕事人間で、休みがあると不安になっちゃって、いつもマネージャーさんに「仕事をください!」って自分から言ってるようなタイプなんです(笑)。だから忙しくても苦ではないんですけど、休みの日も時間を有意義に使いたいというのもあって、気になる作品があったら一人で映画館に足を運んでいます。あとは体づくりや体力をつけるためにジムに通ったり、最近キックボクシングを始めたり、けっこうアクティブなんです。
──莉子さんはモデル、俳優以外にも、CMやバラエティ出演など多彩に活動していますが、今後も多方面でお仕事をしたいと考えているんですか?莉子 私は仕事においてオールジャンルな人になりたいんです。今は演技のお仕事をたくさんいただいている時期ではあるんですけど、もちろん今もモデルのお仕事や広告、バラエティなど何でもやりたいですし、幾つになってもいろんなことに挑戦していきたいですね。
▽『きさらぎ駅』
監督/永江二朗
出演/恒松祐里、本田望結、莉子 他
配給:イオンエンターテイメント/ナカチカ
6月3日(金)より全国公開
スタイリスト:岡村春輝
ヘアメイク:いたつ
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