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UPDATE|2022/07/27

元さくら学院・堀内まり菜が振り返る声優アーティストへの道「いかに恵まれた状況であったかを痛感」

堀内まり菜



──さくら学院は成長期限定ユニットで、中学3年でユニットを卒業します。卒業してからは?

堀内 そんなに上手くはいきませんでした。グループに所属するということが、いかに恵まれた状況であったかを痛感しました。周りにいるたくさんの大人の方が、本番の舞台を用意してくれていて、お客さんの前に立てるチャンスが当たり前のようにあった。それがいざなくなると、自分でそれを掴みに行かなくちゃいけないし、気持ちを表現してそれを受け取ってくれる人がいる環境が当たり前じゃなかったことに、すごく打ちのめされたみたいな感じでした。

──さくら学院という看板が守ってくれていた。

堀内 その時期は、まだ少しずつお仕事はありましたけど、ずっと空回りしていました。頭でばっかり考えちゃうから全然上手くできなくて、事務所のレッスンでもいつも怒られてばかりでした。高校3年生の時は、「私がここにいていいのだろうか?」と心が揺らいだこともありましたけど、やっぱり好きなことを諦めきれず、もっとがんばろうと思ったわけです。

──そのときに、同期の誰かに相談したりしたんですか?

堀内 そうですね。レッスン帰りにたまたま2人になったりした時とか、私の様子に気づいてくれる子もいて。同期でミニパティの頃からずっと一緒の飯田來麗ちゃんは、弱気になっていた私に「まり菜は声優アーティストになりたいんでしょ!」って言ってくれて、その言葉が今でも励みになっています。

【後編はこちら】元さくら学院・堀内まり菜が抱えた悩み「私はもう子供じゃないけど、それではダメなのかな?」
AUTHOR

榑林 史章


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