FOLLOW US

UPDATE|2022/09/10

もえのあずき、プロの大食いとしての覚醒「女王・赤阪尊子との出会い、最後に問われるのは精神力」

もえのあずき 撮影/西邑泰和



「学生時代の私は『女の子なのに大食いなんて可愛くない』と考え、わざと少食ぶっていたんですね。だけど、それは間違いでした。実際は『モリモリ食べるから、見ているだけで気持ちいいね~』とか笑顔になる男性が多いんですよ。だからこの記事を読んでいる女性で『大食いなのが男の人にバレたら、モテなくなるかも』とか心配する人がいたら、そこは大丈夫ですよって伝えたいです。……とはいうものの、やっぱり物事には限度があるんですよね。普通の人の3倍くらいまでだったらモテるんですけど、たとえば私なんかは人の10倍くらい食べるんですね。ここまで来ると、さすがにドン引きされる(笑)。筋トレした細マッチョの男性は女性からモテるけど、体重120kgのボディビルダーとかまでいっちゃうと『私はちょっと……』と遠慮する女性も出てくるはず。何事も“ほどほど”が一番なんでしょうね」

 現在も、もえのはエラバレシというグループでアイドル活動に精を出している。同グループはアイドル育成型エンターテインメント・カフェ「AKIHABARAバックステージpass」の選抜メンバー6人によって構成。アニメやゲームとのタイアップも盛んに行いつつ、独自の世界観でファンの心を掴んでいるようだ。

「“本業はアイドル”という考えは自分の中に常にあったんですけど、現実的にはアイドル活動がほとんどできない時期もあったんですよ。だけどコロナ禍に入ってから大食い系のイベント、それに海外ロケや地方ロケがなくなって、タレント業に余裕が出てきたんですね。これは本当に怪我の功名と言いますか、私としてはようやく本当にやりたかったアイドルに集中できるという喜びがあるんです」

カメラが回っていない状態でも大食いは続けているもえの。「たとえばお店で冷やし中華を注文するとき、ついつい温かいラーメンやチャーハンも一緒に食べたくなる」らしいので、根っからの大食い体質なのだろう。一方で、大食い選手にしては珍しくお酒も嗜む。ビールなら5リットル、日本酒だと1升くらいは一晩で空けるというから、まさに豪傑そのものである。最近は大好きな日本酒のプロデュースも手掛けるなど、ますますマルチに活躍する姿から目が離せそうにない。
AUTHOR

小野田 衛


RECOMMENDED おすすめの記事