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UPDATE|2022/09/10

もえのあずきがアイドル兼大食い戦士になった意外な理由「恩師つんく♂さんの一言で覚悟を決めた」

もえのあずき 撮影/西邑泰和

大食いアイドルの第一人者として、テレビ、YouTube、イベントなどで八面六臂の活躍を続ける「もえあず」こと、もえのあずき。モーニング娘。や松浦亜弥に憧れていた少女は、なぜ大食い戦士の道を歩むようになったのか? 「大食いには生き様が出る」という思想を持つ彼女が、波乱に満ちた半生を余すことなく語ってくれた。(前後編の前編)

【写真】アイドル&大食いファイターとして活躍するもえのあずきの撮り下ろしカット【14点】

「最初から大食いファイターになろうと考えていたわけではないんですよ。小さい頃は、とにかくアイドルになりたくて。たしかに他の子よりは食べるほうだったかもしれないけど、世の中には私なんかよりもすごい人はいくらでもいるだろうと考えていましたし。それに学校では少食のふりをしていたんですよね。誰よりも小さいお弁当箱を使っていましたから。思春期の女子って“小さいお弁当箱マウント”があるんです(笑)」

頭脳明晰で同志社大学に合格したもえのだったが、アイドルになるという幼い頃からの夢を諦めることはできなかった。そこで一念発起して上京すると、アイドル育成型エンターテインメント・カフェ「AKIHABARAバックステージpass」に勤務しながら、バクステ外神田一丁目のメンバーとしての活動を開始。同プロジェクトはつんく♂もプロデュースに携わっていたため、ハロプロ本体ではないものの、広い意味ではつんく♂ファミリーの一員となった格好だった。

「バクステはすごい大人数グループなので、ボーっとしていたら埋もれてしまうんです。いつも『売れたい』『有名になりたい』と考えていましたね。ハングリーだったと思います。当時、つんく♂さんは『つんつべ♂』(TOKYO MX)という冠番組を持っていて、そこで目立つことが私たちにとっては最重要課題でした。番組に出演するメンバーは事前にスタッフさんが決めるんですけど、「次回のテーマはゲーム。得意な人はいますか?」とか聞きながら一芸に秀でている人を探すんです。私なんて興味もないくせに『競馬は昔から大好きでした!』とか毎回のように猛アピールしていました(笑)」

AUTHOR

小野田 衛


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