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UPDATE|2022/09/18

EXIT・兼近、誤情報の拡散に持論「事実かどうかはどうでもいい風潮がある」

(C)AbemaTV,Inc.

ニュース番組『ABEMA Prime』が、平日夜9時より「ABEMA NEWSチャンネル」にて生放送されている。9月15日(木)の放送では、誤った情報がSNSで拡散された場合、その訂正文や反論はなぜ元となった情報よりも広がらないのか考えた。

【写真】誤情報の”バズり”について語るりんたろー。ほか番組カット【5点】

番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。は「攻撃する対象の中に、“攻撃を正当化できる理由”を見出せるものがバズりやすいと思っている。反対に、訂正文などがバズらないのは攻撃できる理由がないからだと思う」と持論を展開。

その上で、「誤情報に対する反論を拡散するためには、『こんな間違え方をして、最低!』と主張して、新たな“バズり”を生み出さなきゃいけない。でもそれは悲しみと憎しみの連鎖でしかなく、根本的な解決に繋がらない。ただでさえ、誤情報によって心をすり減らしているのに、それを泣き寝入りして黙っていることしかできない現状は『本当に大丈夫なのだろうか?』と思っている」と危機感をあらわにした。

相方の兼近大樹は「そもそも情報を拡散する時に、『この情報が事実か?事実ではないのか?』はどうでもいいと思われていると感じている。誤情報を拡散している人の中には、悪意がなく、正義感からしている人もいて、その人たちに反論しても『言い訳だ』と言われてしまうし、また新たな誤情報が拡散されてしまうので、拡散してしまった情報を訂正することは難しくなっている」とコメント。

また、情報の受け取り方について、「本当に必要だと思うことは、バズっている情報を見て、その原因となった背景を考えること。理解できないことが起きると“拒絶反応”があるが、『なんでこんなことが起きたんだ?』と調べてみて、『こういう関係性だから、こういうことが起きたんだ』と理解する姿勢が大事だと思う。それを知った上で、『俺だったらこういうことはしない』と自分の中で結論を出せばいい」と呼びかけた。

また、番組では、自身の能力や思考を高める「自己啓発」について特集。自己啓発本や自己啓発セミナーの知られざる内幕を出版社の編集長と元セミナー講師から話を聞いた。りんたろー。は「兼近くんの“論破グセ”みたいなものがすごい時期があった(笑)。サッと斬られるので、言い返せなくて、それで心をかき乱されていた。僕は普段あまり本を読まないけど、『反応しない練習』という本を買って、それで乗り越えた。この1冊の本で関係がより良好になりました」と告白。

すると兼近は「つい論破しちゃうんですよ(笑)。りんたろー。の自己啓発についても、『そもそも自己啓発って自分で啓発するはずなのに、他人の言葉で啓発されている。それは自己啓発じゃねー!』と言っちゃって、傷つけたことがあります」と応じた。また、反省の色を示した一方で、「人それぞれ育ってきた環境が違うし、物事に対しての考え方も違う。自己啓発によって『こういう生き方あるんだ!なんでだろう?』と思うことはいいけど、それを自分に落とし込むのは“自己”啓発ではなく、“他己”啓発だ!」と早速“論破”し、笑いを誘った。

また、脳科学者の茂木健一郎が「“売れるための本”とか絶対に読まないでしょ?」とEXITの2人に尋ねると、兼近は「芸人になりたての頃は、コント制作や漫才制作についての本を読んでいた。本の内容を活かすことはなかったけど、それを読んでない人よりは意味があったんじゃないかな?と思っている」と回答。りんたろー。も「芸人の本はめっちゃ読んだ」と応じ、茂木を驚かせた。

【あわせて読む】EXIT・りんたろー。がテレビでの”お笑い”と”差別”に持論「笑いの選択肢を奪っている」

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