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UPDATE|2022/10/03

SMA芸人・キャプテン渡辺が語るハリウッドザコシショウという存在「芸人としての理想」

キャプテン渡辺 撮影/松山勇樹



「今は『SMA芸人』なんて括りまでありますからね。正直、ハリウッドザコシショウさん、バイきんぐさん、アキラ100%、みんなが『R-1』優勝などで売れ出したときも、心からの祝福はできなかったです。うらやましいし、悔しかった。『R-1』は結局2020年まで出ました。準決勝までは4、5回は行ったのかな。テレビを見ている人にとっては、もう僕は『ネタの人』ではなくて、ただの競馬好き芸人ですよ。でも最近は『R-1』の出場権利が無くなって、ようやく自由になれた感じもあるんです。それまではどうしてもネタの尺もテーマも『R-1』に縛られていたので。だから今回の単独は、今まで迷走してきた自分を全部吹っ切るためのライブ、っていう気持ちがあります」

直前になってようやくネタがほぼほぼ固まってきた。本人は、「どうしても直前にならないとエンジンがかからない」と苦笑する。

「僕のダメなところですけど、これはもう性分ですね。競馬も地方を入れたら毎日やっていて、時間がないっちゃないですし(苦笑)。でもシショウだって仕事忙しいですけど、毎日自分でYouTubeの動画をアップして、ご飯作ったり子供の面倒見たりもして、それで単独ライブやってるんですから。小峠(英二)さんだってあれだけ忙しくても、ちゃんとネタを作ってる。だから『競馬が忙しくてネタができない』とか、口が裂けても言えません」

一介の「競馬芸人」から「競馬に強くてネタも面白い芸人」に…。「R-1」のブレイク当時から11年ぶりの単独ライブは、キャプテンの人生を変えるものになるのか。

「やっぱり芸人としてダウンタウンさんや、プロレスをやめた当時にテレビで見ていた爆笑問題さん、ネプチューンさん、くりぃむしちゅーさん、自分が憧れた人たちに認知されるぐらいにはなりたいんです。そういう人たちと仮に共演することがあったとしても、委縮しない自分でありたい。この番組に出たいとか、こういう番組やりたいとかはないです。芸人としての理想ですか? それはやっぱりシショウですね。ぶっちゃけ、僕が初めて『R-1』決勝に残った時、親よりも誰よりも先に連絡したシショウは『なんでお前なんかが俺より先に決勝に出るんだよ!』って思ってたらしいですけど(笑)。でも今となっては一般の認知があるうえに、どんな芸人にも一目置かれるような人じゃないですか。ああいう芸人になりたいですね」

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