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UPDATE|2022/10/15

主演・永野芽郁『マイ・ブロークン・マリコ』新場面写真が公開、原作ファンから「爆泣きした」

永野芽郁(C)2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会

主演に永野芽郁に迎え、タナダユキ監督が映画化、カナダ・モントリオールで行われたファンタジア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞し大きな話題を呼んだ映画『マイ・ブロークン・マリコ』が公開を迎えた。この度、新場面写真が解禁された。

【写真】主演・永野芽郁『マイ・ブロークン・マリコ』 の新場面写真【3点】

2019年に無料WEBコミック誌「COMIC BRIDGE」で連載(全4回)されるやいなや毎話SNSでトレンド入りし、翌年出版された単行本(全1巻)では即重版が決定するなど、爆発的な反響を呼んだ平庫ワカのコミック『マイ・ブロークン・マリコ』。

鬱屈した日々を送る主人公・シイノトモヨ(永野芽郁)は、テレビのニュースで親友・イカガワマリコ(奈緒)が亡くなったことを知る。学生時代から父親に虐待を受けていたマリコのために何かできることはないか考えた彼女は、マリコの魂を救うため、その遺骨を奪うことを決心する。マリコの実家から遺骨を強奪して逃走、遺骨を抱いて“ふたり”で旅に出ることに…。

向かった先は、マリコが生前行きたがっていた“まりがおか岬”。その道中ひったくりに鞄を盗まれ憤っていたシイノの前に現れたのが、今回解禁された写真に写る男・マキオ(窪田正孝)である。彼の助けを借り、漁港でひとり夜を明かすシイノ。するとその前に再び彼がフラッと現れ、差し出したのは歯磨きセットだった。

タナダ監督は、マキオという人物がどんな風に気分転換するのだろうと考え、思いついたのが“歯磨き”だったそうで、お酒を飲んでタバコを吸って、ひと晩野宿したシイノがすっきりした気分で岬へ向かうためにも必要なシーンだったと振り返っている。原作者・平庫ワカ曰く、マキオは”町の見回りをしている人”。毎日同じように町を歩き回る彼の行動として、自然に馴染む映画オリジナルシーンに仕上がった。

今作で脚本を担当した向井康介とタナダ監督が試行錯誤したのは、映画のオリジナル要素をどう入れるかという点。完成度の高い短編原作を長編映画として描くに当たって、内容を膨らませることは必然であった。実際に映画を観た原作ファンからは、「ほぼほぼ原作に忠実で、追加されたシーンもすごく良くて爆泣きしてしまった」、「追加している部分が凄く綺麗に物語を補完していて、物語で泣いているのに作り手の愛に更に泣かされた」、「原作にあくまで忠実に、でも演出や追加カットでまた新しい一面を見れた気がした」、「1コマ1コマを丁寧に大切に映像化しつつ、シーンの追加や演出でさらに繊細に感情が伝わってきてすごく良かった」などの声があがっている。

【あわせて読む】永野芽郁の新境地、親友の死に折り合いをつける最初で最後の旅『マイ・ブロークン・マリコ』

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