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UPDATE|2022/11/14

丸山ゴンザレスが語る『クレイジージャーニー』ゴールデン復活「攻めの姿勢に感心」

丸山ゴンザレス(C)TBS

内容の過激さでは他の追随を許さない『クレイジージャーニー』(TBS系毎週月曜よる9時)が、3年ぶりに復活を果たした。しかも驚いたことにゴールデン帯での放送になっている。10月17日の復活1回目では、奇界遺産フォトグラファー・佐藤健寿氏とともに“番組のエース”丸山ゴンザレス氏が登場。南米のコカイン密輸ビジネスを徹底取材し、麻薬カルテルの実態や製造現場に肉薄した。いきなりヒリヒリするような映像の連続に多くの視聴者がショックを受けたはずである。番組復活の舞台裏について、丸山氏は次のように説明する。

【写真】番組MC松本人志に“お土産”を渡す丸山ゴンザレス

「番組の復活は視聴者からすると青天の霹靂だったかもだけど、僕自身は前からそのことは知っていたんですよ。1回目の放送で海外ロケに行っているんだから、時系列的にも当然そうなりますよね。スタッフが復活に向けて動いているという話は、それ以前からも聞いていましたし。

それより僕が気にしていたのは、コロナ禍で実際にロケができるのかという点だったんです。1年半前とか2年前だと海外に行くことも難しい状況だったじゃないですか。ましてや僕の場合は観光旅行じゃなくて危険地帯に出向くわけだから、現実問題としてそれが実現可能なのかということを考えていました」

番組のコンセプトは「独自の視点を持って世界の危険地帯などを巡るクレイジージャーニーたちが、その特異な体験を語る」というもの。どこに行って何を取材するかを決めるのは、番組スタッフではなく、あくまでも丸山氏本人だという。危険地帯の裏ネタ取材は雑誌媒体やウェブ媒体などでもマルチに行っているが、リサーチを続ける中でテレビ向けだと思われるものを番組スタッフに提案するのだ。

「テレビって関わっている人数が多いんですよ。制作スタッフだけじゃなくてスポンサーもいるし、上層部や編成の意向もあるだろうし。ましてや今はコンプライアンスが厳しい時代だから、覚醒剤にもモザイクがかかる。でも逆に言うと、ちゃんとしたステップさえ踏めば、麻薬だって死体だって扱うことができるんです。

僕は自分でYouTubeもやっているからわかるんですけど、YouTubeのほうが地上波テレビより内容的に攻めているなんていうのは幻想に過ぎないですよ。むしろ一発BANが怖いから細心の注意を払わないといけない部分がある。現場では相手の国に対してリスペクトを持つようにしつつも、やれるところまではやっちゃうというのが僕のスタンス。それをどう調理するかは番組スタッフの判断になるわけですが、『そこまで踏み込むんだ!』と驚くことは結構ありますね。番組の攻めの姿勢は大したものだなって感心します」

AUTHOR

小野田 衛


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