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UPDATE|2022/11/27

女優・兒玉遥が語る、アイドル時代からの解放「今は不安よりも楽しみの方が大きい」

兒玉遥 撮影/荻原大志、ヘアメイク/伊藤麻友巳(吉野事務所)



──自分の出演作品を見返すことはありますか?

兒玉 私、どうしても恥ずかしくて見返せないんです……。反省点が見えてしまいますし。あそこはこう演じればよかったな、とか。その代わり、私が出ていない作品をたくさんチェックしています。

──こんなお芝居をしたいという願望は?

兒玉 もちろんどんな役でもやってみたいという気持ちはあるんですけど、最近『Red』という作品を観て、不倫みたいな禁断の恋の役も楽しそうだなと思っていて。だって現実にはできないじゃないですか(笑)。いろんな職業を体験できて、いろんな環境に触れられる。それが女優の醍醐味ですから。

──プライベートはいかがですか?

兒玉 趣味が増えました! 最近だとサウナとか。週に1回は行きたいと思っているサウナーです。そうだ、もりぽ(森保まどか=元HKT48)ともサウナに行きましたよ。もりぽは資格を取るくらいサウナが好きなので、一緒に整っています(笑)。

──ほかにメンバーとの交流はありますか?

兒玉 谷真理佳ちゃんとよく連絡を取っています。HKT48からSKE48に移籍してからも、一緒に海外旅行したりしていて、仲良しなんですよ。HKT48のことは周年の公演とか同期が卒業する情報が入ってくるたびにチェックしていたり、陰ながら応援しています。

──先ほど出演作品を見返さないというお話もありましたが、アイドル当時の映像を見返すことはありますか?

兒玉 そっちも恥ずかしいのでないです! 自分から見たいと思わないし、私の前では見てほしくもない(笑)。でも出演作品と違って、アイドル時代の映像を振り返りたくないのは、常に「この先どうなるんだろう」っていう漠然とした不安を抱えていたからかもしれません。ただそれはアイドルを卒業してからも変わらなくて、女優になってからも「転身したはいいけど大丈夫かな」って思っていました。コロナ禍もありましたしね。

──過去形ということは、今はもうないと?

兒玉 そうですね。今やっといい感じに走り出せたと感じることができて、不安よりも楽しみの方が大きいです! 役を経験するたびに新しいものを習得している感覚が得られるんですよね。人生って、何かを築きあげていく瞬間が一番楽しいんだと思うし、これからはもっとパワーアップした姿をお見せしたいです。

(取材・文/犬飼華)

▽兒玉遥(こだま・はるか)
1996年9月19日生まれ、福岡県出身。2011年から2019年までHKT48の1期生として活動、卒業以降は女優として活躍している。主な出演作は映画『渚に咲く花』『空のない世界から』など。
Twitter:@haruka_kdm919
Instagram:haruka_kodama919

▼兒玉遥 写真集 『Stay 25』(ワニブックス)
撮影:LUCKMAN
CREDIT

取材・文/犬飼華 撮影/荻原大志


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