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UPDATE|2022/11/30

マスク時代のJK学園ライフを映像化、映画初主演の吉田美月喜が経験したコロナ時代の青春

撮影/大宮高史

11月25日全国公開の映画『メイヘムガールズ』で主演を務め、突然超能力を得た女子高生としてスクリーンを飛び回るのが次代を担う女優の吉田美月喜だ。すでにドラマ『ドラゴン桜』(2021年)や映画『鬼ガール!!』(2020年)ドラマ『今際の国のアリス』(同)などで重要な役を経験し、本作では井頭愛海・神谷天音・菊地姫奈とともにサイキックアクション映画に挑む。来春20歳を迎える吉田に、映画と現実がリンクした作品のみどころや、芸能界入りの思い出を聞いた。

――『メイへムガールズ』では、久しぶりにほぼ全編通して現役女子高生の役を演じていますが、久々に制服を着た感想はいかがでしたか?

吉田 びっくりですね(笑)。こんなに寒そうな格好で毎日過ごしてたんだ!って。高校生の時も毎日制服を着ていたのに、今は足が寒く感じてしまいます。私服もあまりスカートは着なくて、パンツスタイルが多いですね。

――映画では、コロナ感染拡大後マスクが不可欠になった学校で吉田さん演じる山﨑瑞穂と3人の女子高生が超能力を得て、退屈な日常をスリリングなものに変えていきます。脚本について、最初はどんな印象を抱きましたか?

吉田 超能力が発揮されるスリリングな展開を描きながら、女子高生の日常や性格もしっかり描かれているなと感じました。クラスメイトの学校でのマスクの付け方にも性格が見え隠れしています。特に、この年代の女の子の悪いところというか、流されやすくって、しかも何かきっかけがあると物事の良しあしが見えなくなってしまうところや、人間関係はすごくリアルです。そこが演じるにあたってのやりやすさでもあり、難しさだったかなと。

――吉田さん演じる瑞穂はどんなキャラクターでしょう?

吉田 「こういう子いるよね!」って私も思ってしまう平凡な女の子です。でも文化祭も部活もなくなって、退屈な学校生活の中で突然超能力を発揮できるようになって、片想いしている昔の家庭教師の祐介(木戸大聖)と一緒に暴走していきます。突然手に入れた能力を楽しんでいるうちに、親友や佑介を巻き込んでとんでもない事を考えて実行してしまうんですが、そういった見境がつかなくなっていくところまで、若さゆえのエネルギーだなって共感できます。
AUTHOR

高史 大宮


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