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UPDATE|2023/01/13

小沢仁志“還暦記念映画”にかける思い「CGなし、スタントなし、俺の魂の熱さを感じてほしい」

小沢仁志 撮影・松山勇樹



クレイジーケンバンドが主題歌「こわもて」を提供したのも、小沢のリクエストだった。

「俺はクレイジーケンバンドが大好きで、いつもコンサートに行かせてもらってる。(横山)剣さんには『いつか俺の主演作で、剣さんに書き下ろしの主題歌を歌ってもらうのが夢なんです』って言ってたの。ようやく、その時が来たので、『作ってくれませんか』って頼んだら快諾で。台本が完成した時点で送って、できた曲のタイトルが『こわもて』だから、まんまやないかと(笑)」

映画の公開を控えて、役者・小沢仁志としてではなく、製作総指揮を担当したOZAWAとしての責任を感じている。

「おかげさまで中国を始め、すでに幾つかの国で『BAD CITY』は売れてるんだ。製作が決まった時点で、『マーケットは世界で』と考えていたから狙い通りではある。ただ海外で公開できたとしても、日本でこけたら駄目なんだ。次に作るとなった時に『こけたのに無理だろう』って言われてしまう。だから、ちゃんと劇場を埋めなきゃいけない。そのためには北海道から九州まである小沢会総動員で宣伝するよ。オファーを受けて出演した映画だったら、役者としてベストを尽くすけど、そこまで興行のことは意識しない。

でも、こうやって企画から参加してるってことは、どうやって興行を成立させるか、出資した人たちに、ちゃんと返せるかも意識しなきゃいけない。映画を見てもらって、『最高だよ』って言ってもらっても、こけたら終わりじゃん。後に続かない。これは絶対に勝たなきゃいけない戦いなんだよ。もちろん内容にも自信はある。俺が信用しているアクションのできる役者やスタッフと組んで、最高のエンターテイメントを作ったから、俺の魂の熱さを感じてほしいね」
AUTHOR

猪口 貴裕


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