ネットでも「一蘭はコロナ対策最強!」と、絶賛する声が多かった。それゆえ、飲食業界全体がコロナ禍で苦境を強いられたなかでも、客数の減少は少なかったという。コロナ対策は万全なうえ、普段は店舗の前で行列を作っているインバウンド客は渡航制限の関係で来日が叶わない。安心安全で、いつもなら待ち時間の長い一蘭にスムーズに入店できるとあり、コロナ禍であっても訪れる客は多かったそうだ。
だが、コロナウイルスの流行も落ち着き、少しずつ都心に訪日外国人が戻ってきつつある今、再び一蘭の前には行列ができるだろう。並ばずに入店するコツなどはあるのだろうか。
「24時間営業ではない店舗なら、オープン直後か、アイドルタイムの15~18時の時間帯でしょうか。24時間営業の店は、意外と明け方の始発前が混雑するので、始発が動き出してから1時間後くらい~11時くらいの時間帯だと、比較的並ばずにご入店いただけるかと思います」
最後に今後の展望を聞くと、五十嵐氏は「やはり一蘭の根幹にある『最高のラーメンを、最高の状態で召し上がっていただく』という思いを大切に、メニューのブラッシュアップや店舗づくりにこだわっていきます」と意気込んで応えてくれた。これからも驚きのサービスを打ち出してくれるであろう一蘭の今後から、目が離せない。
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