今、世界中の音楽ファンが熱視線を送る新世代パフォーマンスユニット――それが「新しい学校のリーダーズ」だ。
【写真】東京体育館にて初のアリーナワンマンが決定した「新しい学校のリーダーズ」2015年に結成した同ユニットは、セーラー服を着て歌い踊る女性グループ。メンバーはMIZYU、RIN、SUZUKA、KANONの4人からなり、ドラマ主題歌にもなった2017年の楽曲『毒花』で華々しいメジャーデビューを飾った。
さらに「模範的なヤツばかりが評価されるこの時代、くだらない不寛容社会から、個性と自由ではみ出していく」というコンセプトの通り、2021年には世界的音楽レーベル「88rising」から世界デビューを果たしている。
「THE FIRST TAKE」で披露した『オトナブルー』は1カ月あまりで1900万回再生を突破。TikTokフォロワー数は国内女性アーティスト1位を誇り、国内外問わず世界的大ブレイクとなった。はたしてこの前例のない成功の秘訣は一体何なのだろうか。
彼女たちはセーラー服に腕章、髪型は黒髪のおかっぱやツインテールといった、どこかノスタルジックで「昭和感」とも評される雰囲気が特徴的だ。
とはいえ単に古風なスタイルを再現したことによる「イロモノ」的需要を狙った訳ではない。その活動の裏には、世界の市場に目を向けた確固たる戦略が存在している。