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UPDATE|2023/07/09

『どうする家康』で5作目の大河出演、 俳優・駿河太郎の驚くべきバイプレーヤー力

駿河太郎 公式インスタグラム(tarosleepydog)より

いつの間にか大河ドラマの常連となった俳優・駿河太郎。6月16日には『どうする家康』(NHK)で北条氏政役を務めることが発表され、これで大河への出演は5作品目に突入した。もちろん大河以外にも数多くのドラマや映画、CMに出演しており、その勢いは留まるところを知らない。次々に出演のオファーが舞い込む“俳優・駿河太郎”の魅力とはいったい何なのだろうか。

【関連写真】駿河太郎も出演、松本優作監督映画『ぜんぶ、ボクのせい』場面写真

父に落語家でタレントの笑福亭鶴瓶を持つ駿河は、30歳まで3ピース・バンド「sleepydog」でボーカルギターとして活動していたが、2008年に俳優へと転向。

デビュー作『デトロイト・メタル・シティ』では、おしゃれ系POPバンド「テトラポット・メロン・ティ」の渡部というバンドマンを演じているので、ある意味バンド経験が俳優の扉を開くきっかけになったと言えるかもしれない。

その後、演技の世界に足を踏み入れてからは、次世代を担う名バイプレーヤーとして活躍中だ。ドラマ『べしゃり暮らし』(テレビ朝日系)では芸人役、映画『シンデレラゲーム』はデスゲームのマスターを務める謎の男、ヤマキの「割烹白だし」ウェブCMではこだわり派の夫・献立に悩む主婦・凄腕の料理人の1人3役を務めるなど、作品ごとにまるで違った顔を見せている。

しかもどの作品でも大きな爪痕を残しており、例えばドラマ『べしゃり暮らし』で見せた5分間の号泣、独白シーンは圧巻。高い演技力によって、“鶴瓶の息子”というレッテルを完全に払拭した。

映画『シンデレラゲーム』でも甲高い声でアイドルたちを煽るハイテンションな怪演が話題に。日曜劇場『半沢直樹』(TBS系)では伊勢島ホテルの若き社長を熱演し、その名を一気に轟かせた。

視聴者の記憶に残る名脇役として、駿河ほどの逸材はそうそう存在しないだろう。


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