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UPDATE|2023/07/22

フォロワー16万人超え、るたぴのコスプレキャリア「『FGO』の酒呑童子が転機だった」

るたぴ 撮影/荻原大志

あどけなさの残る愛らしい顔立ちと健康的なラテ肌で、唯一無二の個性を放つコスプレイヤーのるたぴ。細部までこだわったキャラコスからセクシーなコスプレまで、多彩な衣装を着こなし、Twitterのフォロワー数は16万人を超える彼女は、どのように人気コスプレイヤーになったのか。その道のりに迫る。

【写真】フォロワー16万人超え、るたぴ撮りおろしカット【10点】

るたぴにとってコスプレの原点はアイドル。2期生が入るタイミングでAKB48のファンになり、推しは3期生の“まゆゆ”こと渡辺麻友。振りコピなどをしているうちに自身もアイドルになりたいと思うようになり幾つかのオーディションも受けた。その一方でニコニコ動画にもハマり、「踊ってみた」の動画にも興味を持つ。

「ニコニコ動画を観ているとコスプレを目にする機会も多いですし、アイドルの影響で自分も可愛い衣装を着たいなというところからコスプレに興味を持つようになりました。あと小さい頃からアニメとゲームが大好きだったの、その流れでコミケにも興味があって。コミケを紹介するテレビやネットのニュースでコスプレイヤーを見て、実際に行ってみたいと思うようになりました」

コスプレへの興味が強くなったときに知ったのが、コスプレイヤーの五木あきらだった。

「最初に知ったプロのコスプレイヤーがあきらちゃんでした。当時のあきらちゃんはアイドルユニットでも活動していたので、コスプレイヤーもアイドルになれるんだ!と驚いたのと同時に、ちょっと幼い顔立ちと、三日月形の目に惹かれて好きになって。

当時は徐々にテレビでもコスプレイヤーが特集されるようになっていた時期で、ある番組であきらちゃんが衣装のこだわりを語る姿や、ウィッグをカットしている姿を見たんです。それで裏ではこうしてすごく努力しているんだなと、私の中でより憧れの気持ちが強くなっていきました。

あきらちゃんがやっているキャラクターや、見ているアニメなどにも大きな影響を受けましたね。そのうち、あきらちゃんのイベントにも遊びに行くようになって、最初はただのオタクとして認知してくれていたんですけど、私もコスプレを始めたと知って、イベントゲストや撮影に誘ってもらえるようになったんです。いまだに推しが目の前でご飯を食べていたりすると不思議な感覚ですけどね(笑)」

そんなるたぴが初めて人前でコスプレを披露したのは約7年前。会場は池袋で開催されたハロウィンイベントだった。

「ニコニコ動画を通じて仲良くなった友達に『初心者向けの交流イベントがあるから一緒に行こう』って誘われて、それに向けて『Re:ゼロから始める異世界生活』のレムの衣装を揃えました。本当に知識がなかったので、衣装の揃え方やコスプレイベントのシステム、着替えに行くときの受付の仕方など、一緒に行ってくれた子に一から教えてもらって。身近に情報交換できる友達がいたのは大きかったです」

CREDIT

取材・文/猪口貴裕 撮影/荻原大志


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