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UPDATE|2023/07/17

田中れいなと道重さゆみ、ブレずにファンと共にいたモーニング娘。OG2人の軌跡

道重さゆみ パーソナルブック 『 SAYU~LOVE30~ 』、田中れいな写真集『GIRL』(ともにワニブックス)

モーニング娘。OGの田中れいなが7月11日と12日にソロライブを、道重さゆみが7月13日にバースデーイベントを開催した。2003年に加入した6期メンバーの2人は、この2023年に加入から20周年を迎える。共に10年以上をグループで過ごし、今でもセルフイメージを大切に、芸能界で活動を続けている2人の軌跡は、アイドルのなかでも稀な存在だ。

【関連写真】「こんなに美しい時の流れ他にない」道重さゆみ、同じ場所で撮影した29年越しの今昔ショット

今年1月19日、田中と道重の2人はそれぞれSNSとブログでデビュー20周年を迎えたことを報告した。加入記念日の1月19日には、2人は毎年このブログでの報告を欠かさない。2人は共にオーディションに合格した亀井絵里、既にソロアイドルだった藤本美貴と共にモーニング娘。に加わった。

選考時点から伸びやかで澄んだボーカルを持ち、歌唱力が抜きんでていた田中は早くからソロパートを多くもらうなど、グループのパフォーマンスの中核を担っていく。

一方、加入初期の道重はまだキャラ付けが定まっておらず、実力面でも目立つ場面は少なかった。歌はのちに自身で「歌に音程があることを知らなった」と自虐ネタにするほどで、加入後の初シングル『シャボン玉』で初めてもらったソロパートはワンフレーズのセリフ部分だった。

そんな6期も、黄金期メンバーの卒業によってポジションが上がっていき、00年代後半の『プラチナ期』と称される時期になると、田中は亀井や高橋愛らとともにエース級の活躍、そして歌・ダンスで磨きをかけていく。道重も2007年からラジオ『ヤングタウン土曜日』(MBS)のレギュラーになり、パーソナリティー明石家さんまの相方として、丁々発止のトーク力も鍛えられていった。

また当時、田中を含めて多くのメンバーが髪を染めていた中で卒業まで黒髪も貫いていた彼女は、バラエティでは毒舌キャラも買って出て、“可愛いぶりっ子”路線を開拓。全力のアイドルぶりに共感するファンが増えていき、12年5月のリーダー就任後は、彼女のアイドル像をカリスマ的に支持するファンや別グループのアイドルも少なくなかった。

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