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UPDATE|2023/10/18

佐々木蔵之介、吉岡里帆、阿部寛…深夜ドラマのキャストが豪華になっていく理由とは

俳優・佐々木蔵之介が主演を務めるドラマ『マイホームヒーロー』ポスタービジュアル(公式Xより)

ここ最近、深夜ドラマが豪華だ。とくにキャスティングを見ればその異変は明らかで、秋ドラマの深夜枠でも、プライムタイムで主演を務めるような俳優陣が名を連ねている。一体なぜそんな現象が起きているのか、背景にあるのは「ドラマを視聴する媒体の多様化」かもしれない。

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例えば10月24日から放送が始まるドラマ『マイホームヒーロー』(TBS系)の主演は、俳優・佐々木蔵之介。それまではごく普通のお父さんだったが、愛する娘を守るために殺人犯になってしまう“鳥栖哲雄”という役を演じる。

同ドラマの原作は、今年4月にアニメ化も果たした人気コミックス。今回は異例ともいえる映画とドラマの同時制作という形で実写化され、そのドラマ版が毎週火曜深夜から放送されるというわけだ。

佐々木を主演に迎えて映画&ドラマを作ろうという企画の段階から、相当力が入っていることがうかがえるが、脇を固めるのも齋藤飛鳥や木村多江など、プライム帯のドラマと比べて遜色がないキャスト陣だ。またスタッフ陣も2021年4月期の『ドラゴン桜』や『半沢直樹』などでディレクターを務めた青山貴洋氏をはじめとする、TBSが誇るクリエイターが勢ぞろいしている。

もちろん豪華なのは『マイホームヒーロー』だけではない。他にも吉岡里帆主演の『時をかけるな、恋人たち』(フジテレビ系)や、阿部寛主演の『すべて忘れてしまうから』(テレビ東京系)などが例に挙げられるだろう。

こうしてまとめると、テレビ業界全体が深夜ドラマに予算を注ぎ込み始めたようにも見える。だが、どちらかといえば“深夜ドラマに力を入れている”というより、“プライム帯にこだわらなくなった”という見方のほうが正確ではないだろうか。


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