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UPDATE|2023/12/08

「M-1グランプリ2023」準決勝が開催、ワイルドカード枠含む31組が笑いを量産

さや香(C)M-1グランプリ事務局

19回目を迎え今なお出場者が増え続けている「M-1グランプリ」。7日(木)に準決勝が開催され、ワイルドカード枠で復活した1組を含む31組が出場した。

【写真】「M-1グランプリ」準決勝でネタを披露した31組【64点】

今年の出場者数は昨年より約1,300組増、過去最多の8,540組となった「M-1グランプリ」。知名度、プロアマ問わず、“とにかくおもしろい漫才”で優勝を勝ち取った1組だけが日本一の称号を手に入れることができる。

準決勝ではまず「ベストアマチュア賞」を発表。選ばれたのは東京大学3年生と早稲田大学3年生のコンビ・ナユタ。準々決勝まで進んだ2人が「プロになりたい」と明かすと、MCのはりけ~んずから「先輩として言うわ、やめとき」と心配される場面も。ネタ披露では“M-1グランプリ”をテーマに会場をしっかりと沸かせていた。

そして今年新たに新設された「ナイスキッズ賞」は、5歳の双子コンビ・とうはるら5組、同じく新設された「ジモトスター賞」は、熊本県のPRマスコットキャラクターのくまモンとお姉さんのコンビ・くまモン隊ら5組が受賞。

「ナイスキッズ賞」の中から「ベストキッズ賞」に選ばれた小学生の女の子コンビ・ラブリースマイリーベイビーは、舞台に登場するとすぐさまマイクの位置を直したり、お決まりのポーズを堂々と披露するなど、プロ顔負けの立ち振る舞いにはりけ~んずの2人が圧倒されてしまうシーンも。

ワイルドカード枠で初めて準決勝に勝ち上がったトップバッターのダブルヒガシは「ありがとう」「うれしい」と感謝の言葉を述べてからネタをスタート。2018年に決勝進出したトム・ブラウンは変わらず独特な世界観のネタで会場の視線を釘付けにした。

2019年「ABC お笑いグランプリ」優勝の華山は、面倒くさいやすいの相談に、にこらすが独特の口調とセンスでツッコミ。3年連続で決勝に進出しているオズワルドのネタでは、畠中の奇想天外な言動に伊藤が振り回されてしまう。

2年連続決勝進出の真空ジェシカは川北が独特のワードセンスでファイナリストの実力を見せつける。3年ぶり4度目の準決勝進出となったニッポンの社長はケツが観客に必死で語り掛ける姿とそれに静かにツッコむ辻の絶妙なやりとりで初の決勝進出を狙った。

双子のダイタクは2年ぶり5度目となる準決勝の舞台。大が明かす双子ならではのエピソードに拓がツッコむたび客席から笑い声が上がった。初の準決勝進出となった20世紀は、意外な設定の漫才コントを熱演し笑いを量産した。

2021年に決勝進出したモグライダーは天然のともしげを巧みに導く芝のやりとりに観客も思わず拍手笑い。5年連続準々決勝止まりだったシシガシラは念願の準決勝で脇田の心の叫びを解放。昨年ウエストランドに敗れ準優勝に終わったさや香はテンポ感抜群のなにわ漫才でこの日一番の大声を張り上げた。

熾烈な争いを勝ち抜いた10組(うち1組は敗者復活組)が日本一を競う決勝は、12月24日(日)よる6時30分からABCテレビ・テレビ朝日系全国ネットにて生放送される。

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