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UPDATE|2023/12/13

井岡一翔、井上尚弥について言及「同じ日本人としてすごいとしか思わない」

(C)AbemaTV,Inc.

12月31日(日)に東京・大田区総合体育館にて開催される、井岡一翔選手出場の大晦日大会『SANKYO presents Lifetime Boxing Fights18』が、ABEMAにて独占無料生中継される。今回、「ABEMA」のボクシングチャンネルの公式YouTubeにて動画が公開された。

【写真】大晦日大会に出場する井岡一翔選手【3点】

今回公開された動画では、10年前にテレビ番組で共演して以来の親友であり、井岡選手のプライベートを知る、芸人のTKO木下隆行が、井岡選手の運転する車に乗り込み夜のドライブを敢行。「井上尚弥選手のことをどういう存在でみてるの?」など、井岡選手へに聞きにくいことを思いっきり聞いている。

まず、木下に「12回目やで一翔、大晦日の試合」と言われた井岡選手は、「今回、自分が望んでいた試合が、交渉が長引いて実施が無理ってなって。大晦日どうするんやってなったときに、普通に過ごしている自分を想像できなかった」と話し始めると、「一瞬、家族で今年はクリスマスは家族でどこかへ行ったりとか、早めに海外へ行ってゆっくりしようかと思ったけど、その自分が想像できなかった。やり続けるってすごいよなって思う」と、数々の偉業を達成してきた大晦日大会にて試合をする意義について答えた。

また、家族とボクシングに対する思いも。妻である恵美さんに試合についてアドバイスや相談をするのかと問われると、「そこの感覚は自分を一番信じてる。そこについてきてほしい」とを言いつつも、あるエピソードを披露。コロナ渦でIBFのチャンピオンとの統一戦ができなくなったことを回顧しつつ、そのときに恵美さんに言葉をかけてもらったことを話した。統一戦がなくなったときの気持ちや、それを乗り越えたことを聞いた木下さんも「そこはやっぱ家族なんや」と納得の表情を見せた。

さらに、かつて対戦も噂されたことのある、WBC・WBO世界スーパー・バンタム級王者の井上尚弥選手についても言及。木下に「一翔は率直にどういう存在で見ているの?」と聞かれた井岡選手は、「もちろん意識はするし…」と最初は発したものの、どう回答すべきか悩んでいる様子。「意識してるっちゃ意識してるし、意識してないっちゃ意識してない」と言葉を紡ぎ、「言葉にしづらい感覚」と表現した。

「公の場で聞かれても答えないし、自分と人を比べたりとかしないけど、彼は彼でもうすごい行ききってるから。どっちが上か下かはわからないけど、僕からすると彼の方がすごい次元で戦っている。世界的にも彼の方が評価も大きいと思うし認知もされてると思う。自分は自分のやるべきことをこれからも全うしていく気持ちだけど、彼に関しては同じ日本人として“すごい”としか思わない」と話し、「はるかに俺よりすごいことしてるやん、もう。すごいよ…」と気持ちを吐露した。そんな井岡選手の表情をみて、木下も思わず「そんな感じ…」と声を漏らした。

ほかにも、WBC世界スーパー・フライ級王者であるファン・フランシスコ・エストラーダ選手に対する気持ちも。今回試合ができなかったとわかったときの心境や、エストラーダ選手との対戦を熱望する理由など、旧知の仲である木下にだからこそ話せる思いの数々を語っている。

最後に、今回の試合について「今回、負けるとか勝つとか、それよりもそれを踏み出すか、踏み出さないか、そういう感じかな」と話す、覚悟ともとれる井岡選手の大晦日の試合は「ABEMA」にて視聴することができる。

WBA世界スーパーフライ級王者である井岡選手は、日本人史上初の世界4階級制覇を果たした、日本ボクシング界を牽引するトップボクサーのひとり。昨年末に行われたWBA・WBO世界スーパーフライ級王座統一戦では、WBO同級王者の井岡選手とWBA同級正規王者のジョシュア・フランコ選手が対戦。両者ドロー防衛となり、井岡選手はWBO王座6度目の防衛、フランコ選手はWBA王座2度目の防衛となった。

その後、井岡選手は保持していたWBOのベルトを返上。今年6月には、WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチにてジョシュア・フランコ選手と再戦し、見事勝利を収めた。

毎年大晦日に試合を行い、その年のボクシングの締めくくりを飾ってきた井岡選手だが、2023年も大晦日大会への出場が決定。12回目の出場となる今回は、ベネズエラ出身でWBA世界スーパーフライ級8位のホスベル・ペレス選手とWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチを行う。

約半年ぶりとなる試合にてどんな試合展開をみせるのか、今から注目が集まっている。なお、本大会には比嘉大吾選手、堤駿斗選手、木村吉光選手ら注目選手の出場も多数決定している。



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