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UPDATE|2023/12/23

プロレス界随一の“鉄オタ”、アプガ(プロレス)らく「新幹線プロレスには本当に出たかった」

アップアップガールズ(プロレス)らく

プロレスラー界隈では随一の「鉄オタ」、そんな女子レスラーがいる。アップアップガールズ(プロレス)に所属する、らくだ。「歌って、踊って、闘える」最強のアイドルを目指すグループとして、日々東京女子プロレスのリングに立ち続けている彼女だが、そもそもプロレスにはまったく興味はなかったという。鉄道好きの少女が、なぜリングで戦うようになったのか?元『週刊プロレス』の記者、小島和宏がその真意に迫る。

【写真】プロレス界随一の“鉄オタ”、アプガ(プロレス)らく【8点】

2023年のプロレス界で「対世間」という観点で刺さりまくったニュースといえば、9月にDDTが敢行した史上初の「新幹線プロレス」が印象的だ。東京から名古屋を走行する新幹線の車内でプロレスをやってしまう(観客もチケットを購入して乗車。自分の席から通路での闘いを観戦した)。無茶苦茶な話だが、これはもう男のロマンである。一般メディアはこの話題に飛びつき、各局のニュースで試合映像が繰り返し流された。 

その開催を発表した日の夜、生配信で報告をした高木三四郎は冒頭である女子プロレスラーに謝罪をした。

「東京女子プロレスのらく選手がこの試合にいちばん出たかったと思います。ただ、その日、東京女子は名古屋で試合があります。新幹線で試合をしながら移動とする、という考え方もありますが、それだと名古屋での試合開始に間に合わない。本当に申し訳ない!」

大社長にそこまでさせる、らくという女子プロレスラーは何者なのか?

アップアップガールズ(プロレス)に所属するらくはプロレスラー界隈では随一の「鉄オタ」なのである。

「私の家系には運転士とか電車関係の仕事をしている人がなぜか多かったんです。だから、ものごころがついたときには、家の中に電車関係のものがたくさんあって、そのまま自然に電車が好きになって、それがいまでもずっと続いています。基本的には『乗り鉄』ですね。だから新幹線プロレスには本当に出たかった! パーサーさんになってワゴンで相手を轢いてみたりしたかったですね、うふふふ。

もう新幹線じゃなくてもいいので、2024年はぜひ電車プロレスに出場してみたいですね。えっ、電車のパーツを使った電車プロレス専用のチャンピオンができたら? あんまりチャンピオンベルトを狙いたいとは思わないタイプなんですけど、そのベルトなら絶対に欲しいです(笑)」

AUTHOR

小島 和宏


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