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UPDATE|2023/12/24

『ちいかわ』シーサーがハマリ役すぎ、『THE FIRST SLAM DUNK』でも活躍した“沖縄声優”島袋美由利

声優・島袋美由利演じるシーサー(『めざましテレビ』公式YouTubeより)



また、島袋は演技以外の部分でも郷土愛を発揮している。たとえば2018年には専門学校「総合学園ヒューマンアカデミー」の那覇校でトークイベントを実施し、2020年にはラジオ番組『下地紫野と島袋美由利の「ふたラジ!!」』(超!A&G+)で、同郷の声優・下地紫野と1カ月にわたって沖縄の魅力を語っていた。

ほかにも声優業界では、出身地に関連した仕事を行う声優が数多く存在する。石川県金沢市出身の能登麻美子が、石川を舞台としたお仕事アニメ『花咲くいろは』に出演したうえ、金沢弁の方言指導を担当したのは有名な話だ。

福井出身の安済知佳は、福井弁のキャラクターを担当したり、『ちはやふる』のアニメ版や実写版で方言指導を担当したりと活躍。また『ウマ娘 プリティーダービー』では、東北の方言である南部弁を使うユキノビジンの声優に、南部弁に馴染みがある青森県三沢市出身の山本希望が起用されている。

もちろん島袋の魅力が発揮されるのは、沖縄キャラだけではなく、『はねバド!』の荒垣なぎさや『ゆらぎ荘の幽奈さん』の湯ノ花幽奈、『ギャルと恐竜』の楓など、いろいろな代表作をもっている。かわらしいキャラクターから、ボーイッシュな少女、活発な少年役まで、演技の幅が広いのも大きな特徴だ。

ブレイクする資質は十分以上。シーサー役の演技をきっかけとして、2024年はさらなる飛躍に期待できるのではないだろうか。

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