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UPDATE|2023/12/29

僕が見たかった青空・岩本理瑚「1日6時間練習、中学まではテニスに懸けていました」

撮影/たむらとも

乃木坂46の公式ライバルとして誕生したグループ「僕が見たかった青空」。1月31日に2ndシングル『卒業まで』をリリースする彼女たち23人の魅力に迫るべく、全員のインタビューと撮り下ろしカットをお届けする。今回は東京都出身の16歳、「りこぴん」こと岩本理瑚(いわもと・りこ)のインタビュー。

【写真】「中学まではテニスに懸けていました」岩本理瑚の撮り下ろしカット【7点】

――オーディションで覚えていることはありますか?

岩本 二次審査にジャージを着て行ったことです。私服をそんなに持っていなかったこともあるし、似合うのがないなと思って。どんな服を買っていいか分からなかったので、これでいいかなと思ったのがジャージでした。よくアイドルのレッスン風景でジャージを着ているのを見ていたから、かわいいなと思ったんです。

――それはレッスンだからですよ。

岩本 それも分からなかったんです。自己PRで倒立をしたかったから、スカートでは行けなくて。半ズボンにするには足に自信がなかったから、ジャージかなって(笑)。

――それでも二次審査を通過しました。

岩本 家族には「私はきっとネタ枠だから。爪跡残してくる」と言い残して三次に行きました。頑張ってダイエットして、3~4㎏落として、やっとショーパンを穿いてもいいかなと思って、普段履かないヒールをお母さんに借りて行きました。三次は歌だけだったんですけど、所定の位置にたどり着くまでに、慣れないヒールだからやたらゆっくり歩くことになっちゃって(笑)。声も震えちゃったんですけど、これじゃ落ちると思ったから、サビのところでめっちゃ大声で歌ったんです。そしたら、スッキリできました。

――その勢いで最終審査も合格したんですね。自分にアイドルっぽい要素はあると思っていましたか?

岩本 私は部活命だったので、友達には「アイドルには絶対ならないと思っていた」って言われました。でも、お母さんの友達には、「アイドルになると思っていたよ」って言われたんです。向いているのかどうなのか、自分でもよく分からないです。けど、私もアイドルになるとは思っていませんでした。

――申し込んだのは、親友の勧めだったとか。

岩本 そうです。もんじゃ焼き屋さんで(笑)。乃木坂46さんの5期生のお見立て会があったという話題から、「りこもやればよかったじゃん。次あったら受けなよ」って言われて。で、乃木坂46さんの公式ライバルオーディションがあったから受けたんです。でも、友達が言ってたのは、「乃木坂46の6期生のオーディションを受けな」という意味だったらしくて(笑)。

その友達は今、カナダに留学中なんです。電話で合格したよって報告したら、泣いていました。面と向かって報告したかったです。その友達が勧めてくれなかったら、申し込んでいないので。その道があるなんて、選択肢にありませんでした。

――申し込んでいなかったら、今頃、何をしていたでしょうね。

岩本 私、中学まではテニスに懸けていたから、高校に入ってからは遊びたかったんです。いっぱいプリクラ撮って、JKらしいことをしたいと思っていたので、高校に入学してからはギャルになろうと思っていたんです。でも、遊ぶのがつまらなくなったんです。このままだとつまらない人生を送ることになるなと思うようになって。そんなときに友達にオーディションを勧められたんです。

――それにしてもテニスの経歴、すごくないですか? 「都大会春夏4連覇」「関東大会2年連続5位」って。

岩本 団体戦です。団体戦は3組が出場して、私は2番手のペアでした。個人戦は東京都で5位でした。
AUTHOR

犬飼 華


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