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UPDATE|2023/12/28

【本人激白】ヒロ三河「今の若い奴らは甘い。本物の不良格闘技をビシッと見せてやる」

Breaking Downオーディションに登場したヒロ三河(公式YouTubeより)

1分間最強を決める格闘技大会「Breaking Down 10」(さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナ)が、11月23日に開催された。今回も血沸き肉躍るファイトや濃厚なヒューマンドラマが続出。多くの観客や視聴者が固唾を飲んで見守ったことだろう。しかし「そういえば、あの人は……?」と疑問の声も浮上した。大会の目玉と目された男が出場しなかったからだ。

【画像】「朝倉海が待ち望んだ地下格闘技のレジェンド」ヒロ三河【3点】

 その名はヒロ三河(43歳)。事前に公開された応募者紹介のYouTubeでは「朝倉海が待ち望んだ地下格闘技のレジェンド」として紹介された。動画の中で海は「ヒロ三河は欲しい。超有名。強いッス」「ファイトスタイルも荒くて、弟(貴a.k.a悪魔王子)もいるんですよ。2人でバンバン盛り上げてましたね」と興奮気味に紹介。同席していた“元アウトローのカリスマ”瓜田純士も「サップ西成とヒロ三河が地下格闘技界の2大重鎮」と実績を認めていた。

 では、なぜ本戦不出場となったのか? 本人をズバリ直撃すると、「そこは運営に聞かないと俺もわからない」としつつも、「オ―ディションでの一件が問題になったのかもね」と溜め息を漏らした。当日のオーディション現場では、SATORUとサップ西成の間で大乱闘が勃発。ヒロ三河も巻き込まれるかたちで凄惨な流血騒動に加わったのだ。

「ネットではいろいろ書かれているみたいだけど、実際はそんな大した話じゃないんですよ。SATORUの野郎が椅子をこっちに投げてきたので、『てめぇ、コラ!』ってパコパコひっぱたいたら血が出てきただけ。その場には弟もいて、顔面を蹴り上げたりしていました。俺たちも最初は笑って見ていたんですけど、SATORUって人を怒らせる能力に関しては天才的でね。俺も俺で、ちょっと盛り上げてあげようかなと色気を出しちゃった(笑)。

 とはいえ自分としては大暴れしたなんて意識はゼロで、挨拶程度の感覚です。本気だったら、相手は入院していますよ。でもコンプラとかが厳しい今の基準だと、あの程度でもやりすぎだということになっちゃうのかな」

 試合が組まれなかった理由として、適当な相手が見つからなかったという可能性も考えられる。オーディションではヒロ三河からアンディ南野に対戦を迫ったものの、結局、これはうやむやに。目星をつけていたバン仲村も、ごぼうの党代表・奥野卓志との対戦が決まった。ヒロ三河自身は「ケンカに体重なんて関係ない」というスタンスだが、同階級のインパクトある相手がいなかったため、「今回は見送り」ということになったのかもしれない。
AUTHOR

小野田 衛


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