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UPDATE|2024/02/02

SNS上の誹謗中傷問題、EXIT・兼近が”開示請求”の経験を告白「全く実りがないものだった」

(C)Abema TV, Inc.

ニュース番組『ABEMA Prime』が、平日21時より「ABEMA NEWSチャンネル」にて生放送されている。1日(木)の放送では、番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。が2ヶ月の育休から復帰した。

【写真】2ヶ月間の育休を終えたEXIT・りんたろー。ほか番組カット【5点】

育休期間を終えたりんたろー。は「この番組の生放送が始まる夜9時ぐらいからぐずり始めて、それが深夜2時まで続いていたので、助かりました」とコメント。視聴者からは「やっぱりEXITがコンビで揃うと安心する」「もし大変だったらまた育休取ってもいいんだよ!」といった声が寄せられた。

番組では「インターネット空間の誹謗中傷をどうなくすべき?」と題したディスカッションを実施。りんたろー。は「SNSは使い方によっては、凶器になる。寄ってたかって誹謗中傷している公開リンチのような状態だが、自分が危険な物を持ち込んでいるという認識がない人が多い。今の状況が続くのであれば、ナイフや拳銃のように規制していくしかないのでは?」とコメント。

続けて「対策として『誹謗中傷する人をブロックしろ』と言うが、やっていくうちに心が折れちゃう。SNSの世界がすべてだと錯覚してしまい、『ここに書いてある通り、僕が悪いのかも』と思ってしまうこともあった」と話した。

相方の兼近大樹は「僕は情報開示請求をしたことがある。すごく大変で、最低でも半年以上はかかるし、複数の場所に分散している情報をかき集めなければならない。だけど、ようやく相手にたどり着いたとしても、書き込んだ人は、『みんなが言っていたから疑わなかった』『まとめサイトに書いてあったから真実だと思った』と、謝って終わり。こちらとしては全く実りがないものだった」と自身の体験を明かした。

そして「こういう人たちは、『自分は正しいことをしている』『絶対にコイツが間違ってる』と信じ込んでいるから、誹謗中傷はなくなるわけない。つまり、『SNSを見ない』『誹謗中傷してくる人をブロックする』という対処は根本的な解決にはならない。自覚なく攻撃を続ける人たちをどうにかしないとこの問題は終わらない」とコメントした。

またこの日は、新卒採用をする企業が、内定者の親に入社を承諾しているのかを確認する「オヤカク」と呼ばれる現象が広がっていることを紹介。りんたろー。は「自分の選択が子どもにとって必ず正しいものだと、僕はまだ自信が持てない」とした上で、「親子で意思決定することで、子どもが入社後の悩みを抱え込まずに、親に相談しやすくなるのかもしれない」と話した。

兼近は「僕が企業の立場だったら、『学生が親の意見を聞き入れるなら、会社にとっても扱いやすい人材だろう』と思っちゃう。企業にとっては、おいしいシステムかもしれない」とコメント。さらに「失敗を恐れる人が増えたことも、オヤカクが広がっている要因だと思う。新卒入社した会社で人生が決まるわけではないし、失敗がプラスに転じることもある。そのことを親子ともに頭に入れてみては?若いうちに失敗を経験しておく方がいいこともある」と兼近流のエールを送った。

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