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UPDATE|2024/02/18

グラビア暗黒時代を乗り越え…桐山瑠衣が16年グラドルを続けられた理由

撮影/松山勇樹

2007年、高校2年生でグラビアアイドルとして芸能界入りし、デビュー16年目の今もコンスタントにイメージDVDをリリース、今年1月にはデビュー15周年記念写真集『Applause』(徳間書店)を刊行するなど、常にグラビア界の第一線を走り続ける桐山瑠衣。20代のときに一度は「辞めようかと悩んだ」というが、それでも続けることでグラビア界で唯一無二のポジションを築いてきた。現在はフリーランス、“緩く頑張る”と語る彼女に、15年のグラビア人生を振り返ってもらった。(前後編の後編)

【写真】15周年写真集も話題、桐山瑠衣の撮り下ろしカット【9点】

――2016年からフリーランスになりますが、自ら営業することはあるんですか?

桐山 有り難いことにないのです(笑)。イメージDVDに関しては、制作会社さんに全てお任せして、イベントや写真集につながる営業となっています。

――イメージDVDのメーカーも古くからやっているところが多いですよね。

桐山 16年間、イメージDVDを撮っていただいていますが、ほぼメーカーさんは変わってないです。現場の監督さんやカメラマンさん、ディレクターさんの顔ぶれも同じなので、制作会社の方と高齢化問題のお話をすることもあって。どんどん新しい女の子は入ってきているけど、撮れる人がどんどん減ってきているんですよね。

――フリーランスのメリット、デメリットをそれぞれ教えていただけますか。

桐山 一番のメリットは、人に期待しなくていいこと。事務所に所属していたときって、勝手に私が期待をしていたから、「どうして動いてくれないの」って考えてしまっていたんです。でも今は自分でお仕事もスケジュールも決められるし、全てが自己責任なので人間関係で疲れることが一切ないです。

デメリットは、現場での交渉を自分ですることぐらいですかね。こちらからお金の面をしっかり伝えなければいけないですから。今はなくなりましたけど、過去には事前にギャラを教えてもらえないとか、こちらから催促しないとギャラを出さないとかがありました。

――周りに信頼できる方が多いんですね。

桐山 それは大きいですね。私はグラビアアイドルの中でフリーランスになったのは早い方なんですが、本当に人に恵まれていて、それが一番の強みでもあります。何か困ったことがあったときに、手を差し伸べてくれる方がたくさんいらっしゃるんです。

――イメージDVDで着る衣裳も、桐山さんが事前チェックをするんですか。

桐山 はい。その辺はありがたいことに、よく仕事をするメーカーさんばかりですし、制作会社さんも私の意向を把握してくださっているので、安心してお任せしています。
AUTHOR

猪口 貴裕


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